柳 和良

RECOVER BLS & ALS Rescuer course 心肺蘇生実技講
  • マルクペットクリニック
  • 神奈川県川崎市宮前区菅生1-9-28-102

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    アンサー

    重度の原因不明の貧血

    栃木県 ミックス(雑種)・15 才 6 ヶ月・メス(去勢・避妊済み)

    初めまして。
    獣医師の柳です。

    かなり状態が悪そうで 初めまして。
    獣医師の柳です。

    かなり状態が悪そうですね・・・。ご心配のことと思います。

    正直なところ、現状いただいている結果だけで鑑別疾患をあげるのは極めて難しいです。
    いただいた情報だけではコメントしにくいと思います・・・。

    貧血のほとんどは他の疾患からくる二次的なものです。
    また、網状赤血球の増加がないこと考えると、血液が作れない状況が疑われるかと思います。
    ただ、血小板数の減少を考えると、これがアーティファクトかどうかにもよりますがかなり厳しい状況ではありそうです。

    二次的な要因が血液検査・画像検査等で見つからないと前提で考えると、骨髄穿刺での骨髄の確認が必要になるかと思います。
    ただ、これは完全に全身麻酔下にての対処になります。
    一時的ではありますが、輸血で状態を下支えしつつどうするかということを検討に入る形かもしれませんが、猫さんの体力的な評価は僕らにはできないので、現状を担当医の先生にゆだねるしかないかと思います。

    猫さんの現状をよくご存じの担当医の先生に、改めてご相談いただくのが大切なのかと思います。
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    高齢ハムスターの今後

    東京都 ハムスター・4 才 3 ヶ月・オス(去勢・避妊済み)

    こんにちわ。
    獣医師の柳です。

    右頬の腫れ?ですが、 こんにちわ。
    獣医師の柳です。

    右頬の腫れ?ですが、一・二枚目の写真からすると膿のようなものが出ているように見えるのですが・・・。
    いかがでしょうか。
    もし、膿みのようなものが出ているのでしたら、しこり自体が腫瘍等であったとして、その周囲の細菌感染は考えられそうです。
    また、栄養補助を目的の対処もサプリメント扱いのものになりますが、ある程度有効な気がいたします。

    一度、目薬での対応があまり芳しくなさそうなのっでしたら、口から取るものでの対処を担当の先生に相談していただけたらいかがでしょうか?
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    なにかが詰まっているようで咳?のようなものが続いています

    神奈川県 ミックス(雑種)・13 才 1 ヶ月・メス(去勢・避妊済み)

    こんにちわ。
    獣医師の柳です。

    まず、動画を見る限り こんにちわ。
    獣医師の柳です。

    まず、動画を見る限り息を吐いている時の音と、“えづき”に近いような様子と思われます。
    2月24日以降で頻回にこのような様子が確認されているのでしたら、一度診察受けていただいてもよいかもしれません。
    胸の聴診や、咽喉頭(のどの顔に近いあたり)・気道(いわゆる首のあたり)は聴診等で確認しておきたいところですね。

    それと、おそらくトイレシーツ等を食べてしまったからこのような症状になったとは考えなくてよいかと思います。
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    アンサー

    避妊手術の術式(摘出臓器)に関して

    東京都 ノルウェージャンフォレストキャット・3 才 8 ヶ月・メス(去勢・避妊済み)

    獣医師の柳です。

    当院でも基本的には、避妊手術=卵巣摘 獣医師の柳です。

    当院でも基本的には、避妊手術=卵巣摘出という形で行っております。
    もちろん、子宮にトラブルを抱えていそうな場合や病気の場合はその限りには当たりません。
    卵巣のみ取るか(卵巣摘出術)、子宮も併せて取るか(卵巣子宮摘出術)という質問に関しては一定数問い合わせがあります。
    その際にお伝えしている内容載せさせていただきます。

    卵巣のみ摘出の場合
    メリット
     手術時間(麻酔時間)の短縮による体への負担の軽減
     術創(体にメスを入れる部分の大きさ)が小さいので、身体的な負担の軽減
    デメリット
     子宮が残るため、子宮の病気にかからないとは断言できないが、そうなる可能性は極めて低いと思われます。
     (卵巣から出る、性ホルモンが関連した子宮の病気になる可能性は低いです。今のところ避妊手術後にそういった病気になった経験はありません。)

    卵巣・子宮全摘出
    メリット
     子宮も摘出するので、子宮の病気にはならない。
    デメリット
     手術時間(麻酔時間)が1.5~2倍に長くなる。
     術創(メスを入れる部分の大きさ)が約2倍の大きさになる。
     年齢を重ねてから、尿漏れなどを起こす確率が卵巣摘出術よりも高くなる可能性がある。
     (尿漏れに関しては、内服薬の投与で改善させることは可能です。)

    当院では、このようにお答えさせていただいたうえで、どちらかご希望に沿う形で実施しておりますが、ほとんどの場合卵巣摘出のみで行っております。
    もしかしたら、他の先生方は別の内容で説明されたり経験をお持ちの方もいらっしゃるかと思いますが、私としてはこのような形でお話しさせていただいております。
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    非定型 アジソン病について

    東京都 ボーダーコリー・13 才 4 ヶ月・オス(去勢・避妊済み)

    獣医師の柳です。

    コメントいただいてる部分の内容がかな 獣医師の柳です。

    コメントいただいてる部分の内容がかなりぼんやりとしすぎていて・・・。
    少々返答に困るところが実際にはありますが・・・。

    後半部分に関して、経験則も含めて返答させていただきます。
    全身麻酔での刺激検査というところについては、僕自身不勉強でどういった検査を想定されているのかがわかりません。
    そのうえでですが、ACTH刺激試験と超音波エコーでアジソン病と診断した方の中で、飼主様のもろもろの状況により投薬を中止した方がお二人ほどいらっしゃいました。
    お一方は、もともと他院で一度低血糖発作を起こしその際にステロイド投与が行われたままに当院を受診。
    (その際はステロイド投与後のため、ACTH刺激試験・超音波検査はあてになりませんがアジソン病を否定できないものでした。)
    その後、順調に休薬が可能になり、理由はわかりませんが1年ほどの投薬後、さらに2年程度の期間(刺激試験ではこの間ずっと低値のままでしたが)で再度血糖値含めてホルモン検査でも基準範囲内に戻ったという方もおります。
    (この子に関しては、別の病気も疑われましたがそちらは否定。また、一般的な経過ではない可能性が高いと思います。)
    もうお一方は、脱毛を主訴に検査してアジソン病と診断した患者様で、その方は休薬後しばらくして虚脱を起こし緊急搬送されてきた例もあります。

    現状、アジソン病の患者様への断薬に関して、手順も減薬可能な条件に関してもおそらく決まったものはないかと思います。
    そのため、やるかやらないかは獣医師と充分な相談のうえで、決定していただけたらと思います。

    また、アジソン病は副腎から出るホルモンが足りない病気です。
    ただ、どの程度不足しているのか個体差はありそうな気がします。
    そのため、同じ量の薬ですべての子がいい状態になるということはないような印象があり、ものすごく少ないと思っていても必要だったということもありそうです。
    そのため、患者様がどの程度の量を飲んでいるべきかを正確に判断することはかなり難しいような気がいたします。
    また、あくまでステロイドの投与に関しては病気が原因で足りなくなっている部分を補充する目的で飲ませるものですので、
    (飼い主様が許容できないレベルの副反応に対する減量も検討の上で)必要と思われる分を飲むというのは大切なのかもしれません。
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    アンサー

    骨髄異形成症候群について

    神奈川県 スコティッシュフォールドロングヘア・14 才 0 ヶ月・オス(去勢・避妊済み)

    獣医師の柳と申します。

    ①について、
    まず、ご提示い 獣医師の柳と申します。

    ①について、
    まず、ご提示いただいた項目だけで、全身麻酔が可能かどうかは何とも言えないかと思います。
    貧血の状態や、身体検査での問題点(筋肉やその他の肉付きの問題)・視診聴診での異常があるのかどうかなども大事な判断材料になります。
    そのため、現状でどの程度負担が大きいか、全身麻酔の可否についての判断は難しいかと思います。
    (確かに、元気な1歳児に比べれば、骨髄異形成症候群?なのかは別としても貧血等があると少しリスクは上がるかと思います。)

    ②について、
    ウイルス以外でも白血病になる可能性は充分にあります。
    どちらかというと、FeLVウイルスに感染もしている場合に治療の反応性がかなり悪いと予想される(予後不良と表現されますが)など、
    予後を判定するうえで、ウイルスの感染の有無が大事になるので、ウイルス陰性=白血病否定にはなりません。
    (また、末梢血での検査結果が陰性であっても、骨髄のウイルス検査で陽性になるということも決してないわけではありません。)

    検査に関して、主治医の先生とも再度話し合いを行いつつ、いろいろと意見を聞いてみるというのもありなのではないでしょうか。
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    ワクチンの接種時期について

    埼玉県 不明・3 才 2 ヶ月・オス(去勢・避妊済み)

    獣医師の柳です。
    この質問、かなり微妙なところを含んだ質問 獣医師の柳です。
    この質問、かなり微妙なところを含んだ質問ですね・・・。
    うちでは、必要に応じて1~3年などの間隔を置いて接種しています。

    まず、猫パルボウイルス感染症・猫ヘルペスウイルス感染症・猫カリシウイルス感染症のワクチンと言うことで概要を。
    正確には、”最初からどんな子でも3年程度の間隔でワクチンを打てば良い!”などとは誰も言っていません。
    3年という言葉のみが独り歩きした結果、(前提や個々のおかれている状況判断すべきだとされているにも関わらず、揺らぎの部分が欠落して)ミスリードされているのかな?とも思っております。

    ワクチンガイドラインの概略としては、
    母親からの移行抗体が消失しておらず、ワクチンの効果が出にくい時期がある。
    (ワクチンの種類によっては、まったく効果がないわけではありません。)
    個体差が大きく、一般的には8~12週齢前後でワクチン接種の効果が出やすくなる子が増えるためこの時期の接種は必要。
    (ただし、これを超えて母乳からの移行抗体が多く残っている場合、ワクチンへの反応が鈍く、
    移行抗体が弱い場合それ以前に消失している場合もある。そのため、16週令を超えてから最終接種が必要なのではなかろうか?)
    52週から26週での追加接種を行った場合で、かつ低リスクの場合に限り、3年程度の追加接種は必要ないのではないか?と結論付けています。

    ただし、(成猫に行う予防であっても)感染する可能性の大小により、接種間隔を判断するようにとのコメントがなされています。
    感染リスクが高まるような場所・地域等へ来訪する場合は、カリシウイルス感染症・ヘルペスウイルス感染症を年に一度程度、訪問直前に接種することが推奨されております。
    ただ、日本国内ではそれぞれの単独のワクチンはなかったように思いますので、必然的に混合ワクチンを使用することになります。
    また、外注検査にはなりますが、抗体検査は可能ですのでそのあたりを併用して、足りない場合に接種というのは可能かもしれません。

    詳細に関しては、WASAVA 犬と猫のワクチネーションガイドラインがインターネット上で一般公開されております。
    どなたでもご確認いただけますよ。かなり、専門的な情報になっていますが・・・。
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    アンサー

    混合ワクチン接種後から体調を崩し、極度の貧血で危険な状態です

    東京都 チワワ・2 才 7 ヶ月・オス(去勢・避妊済み)

    獣医師の柳と申します。

    輸血を行わなければいけないのは 獣医師の柳と申します。

    輸血を行わなければいけないのはかなりご心配ですね・・・。
    ただ、輸血はあくまでも緊急性のある場合に行う対症療法だと思います。
    かかりつけ医の先生からもご指摘の通り、貧血の原因を早く見つけてあげたいところですね。

    こちらからは、気になったところだけをお伝えしてみます。
    それが正確に病態をとらえられているかはわかりませんがご参考になれば。

    ① まず、下痢は止まりましたか?ウンチが黒かったり鉄臭いにおいがしたりしていませんか?
    ② 初回時の血液検査以降、血液化学検査(たんぱくや腎臓肝臓の数値など)のないため何とも言えませんが。
      Hctの低下に加え、TP・Alb・Glob(たんぱく系の指標)の減少がみられていることから、貧血の原因はどこからかの出血ではないかな?と。
      (免疫介在性溶結性貧血などで赤血球の破壊が進む疾患では、たんぱくの喪失はなく赤血球のみ下がってくるのがほとんどです。)
      BUNの上昇がみられますが、消化管内出血(胃潰瘍や十二指腸潰瘍などなど)の場合にも上昇傾向になることがありますので、出血部位は消化管が疑わしい?
    ③ 子犬であることと、血便の傾向がみられる場合、ウイルス性のものの可能性があるのかな?

    時間的に結果が出るまで時間がかかってしまうのは歯がゆいところですが、やはり確定診断が大切な気がいたします。

    とは言え、あくまでいただいた情報内でのものになります。
    現状、体格的な部分や現段階での体重の変化、便尿検査、体温や聴診での評価などと合わせて考えることになります。
    この意見自体、的外れな部分もあるかもしれません。
    しっかりと主治医の先生のお話をして治療してあげていただけたらと思います。
  • 歯肉炎になり口から出血があります

    神奈川県 ・4 才 6 ヶ月・メス(去勢・避妊済み)

    初めまして。獣医師の柳と申します。

    諸先生方より口の中 初めまして。獣医師の柳と申します。

    諸先生方より口の中の話は出ておりますので、そちらはあまり変わり映えのしない内容になってしまいますが。
    全然食べない理由が心配ですね・・・。
    口が痛いのか、歯が原因で鼻炎のようなところでにおいがわからず食べてくれないのか、実際食べない原因が他にあるのか・・・。
    そのあたり明確にしていきたいところかと思います。

    食事内容について、私のほうからは。
    カロリーが少ないものをあげていて問題ないかという点ですが。
    減量中の患者様ともよくお話しに出てくるような内容にもなりますが、
    ”カロリーが低いものでも、多く食べれば通常食と同じこと” になる可能性は高いです。
    ただ、今回の場合、果たして量を多く食べてくれるのだろうか?という点が問題かと・・・。

    少なくとも、口の中の正確な確認が必要ではないかと思う次第です。

    ご参考までに。
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    アンサー

    結石の手術について

    富山県 スコティッシュフォールドロングヘア・11 才 3 ヶ月・オス(去勢・避妊済み)

    獣医師の柳と申します。

    短期間でカテーテル挿入中も詰ま 獣医師の柳と申します。

    短期間でカテーテル挿入中も詰まってしまうような膀胱結石(砂粒症のほうでしょうか?)に加えて、尿道炎なんかも発生して尿道が狭くなってる場合には会陰尿道廔(ペニスを切除して尿道を広くする手術のことです。)はやはり選択肢に入れることにはなります・・・。
    また、膀胱内にある結石の大きさによってはやはり手術は必要かなと思います。
    (当然のことながら、手術をしたあとも、膀胱結石ができにくくなるように食事管理・飲水量を増やす等の対処は充分に行いつつは絶対です。)

    あくまでうちではですが、膀胱結石の摘出や会陰尿道廔の手術はリスクが高いという印象は持っておりません。
    (ただ、どういった面でのリスクを心配なされているかによってはこれ以降の答えが正確な返答になっていないかもしれませんが・・・。)
    むしろ、尿閉を繰り返していくことで腎臓へのダメージを与えてしまうことのほうが寿命への影響を考えたときにリスクが高いかなと思っています。
    手術の難易度的にもさほど高いものではないように思っています。

    また、肥大型心筋症に関しての麻酔ですが、
    以下4行は当院での見解としてですので、のぞぽぽ様のお子様が現段階ですべて合致するとは限りませんが。
    現状飲み薬で安定している。
    術前検査で心臓の状態(超音波所見)・高血圧等に大きな変化がない。
    などあれば、当然術中注意すべき点や麻酔管理を行う上で、気を付けなくてはいけない部分は増えます。
    ただ、麻酔中も状況によって心臓の超音波等を見て動きや機能を確認しつつ慎重に行えば、麻酔ができないとは考えないように思います。

    もし、ご心配でしたら、改めて周術期(手術前から退院・抜糸までの間)どういう流れになるのか等も主治医の先生とよーくお話しされたらよろしいかと思います。
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    アンサー

    母子の移行抗体について

    香川県 ミヌエット・3 才 5 ヶ月・オス(去勢・避妊済み)

    獣医師の柳と申します。
    ルーちゃんが無事に回復し、元気にな 獣医師の柳と申します。
    ルーちゃんが無事に回復し、元気になれたこと喜ばしく思っております。

    まず、大前提として。
    抗体(ワクチン抗体も母親からの移行抗体も同じです)は、体の内部に病原体(ウイルス等)が侵入してきてから働くものになります。
    また、侵入したうえで。
    若干の語弊がある言い方かもしれませんが、”重症になる確率を減らす”もしくは”感染したとしても発症しにくくさせる(無症状含め)”役割を担います。
    そのため、抗体があれば“感染しない”もしくは”発症しない”わけではないということはあらかじめご理解ください。
    抗体は体内で、ウイルスに感染した細胞などを処理するために必要なものであって、
    鎧のように侵入を許さないためのものではありません。
    その観点を踏まえて、ご回答させていただきます。

    まず、母子抗体の正確な消失時期は、新知見に関する情報がないので正確なことはお伝え出来ないのですが、
    おおむね90日から140日頃とされてはいます。
    これは、母乳摂取をいつまで続けていたかや、個体差によるところなど一概に判断しにくいため、あくまで目安として提示されることが多い日数です。
    そのうえで、今回発症したのが移行抗体が消えたからなのか?ということについては、否定も肯定もできないと思います。
    (抗体がまだ残っていたから発症しても亡くなることはなく、十分に治療の反応が良かったとも考えられると思いますので。)
    当時、どのようなレベルでの移行抗体をお持ちだったかは検査等で判断していない限りなんとも言えません。
    ただ、抗体があれば発症しないというものではありませんし、感染しないというものでもないのでいつ感染したかを確定するのは難しいかと思います。
    ただ、抗体が減ってきたことで発症したもしくは、その段階で感染した可能性は否定できないかと思いますが、
    数か月単位で感染していたのが何か月も経ってから発症したという点については考えにくいのではないか・・・と思います。
    (ウイルスや免疫の専門家ではないので一般的な話になってしまいますが・・・。)

    また、発症している場合は同居猫等に感染させる可能性は否定できません。
    そのため、猫同士の接触や、その子の世話をする人の手指消毒・この子の排せつ物の処理とその後の消毒を念入りにお願いすることになります。
    パルボウイルスはエンベロープという殻をもっていないウイルスのため、
    アルコール系消毒薬は効果がありません。次亜塩素酸もしくは塩素で対応をする形になります。
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    アンサー

    歯石取り、全身麻酔、気をつける点

    千葉県 ペルシャ・6 才 3 ヶ月・オス(去勢・避妊済み)

    前回の回答しました、獣医師の柳です。

    血液検査のデータ 前回の回答しました、獣医師の柳です。

    血液検査のデータだけで全身麻酔の可否は判断できないと思います。
    また、現在正常値とは表現せず、一般的には基準値と表現されます。
    検査項目にもよりますが、臨床的に健康(いわゆる身体検査等で問題がみられない)な子でも、
    ある一定の割合でこの数値から外れるように設定されていることが多いからです。
    そのため、基準値から外れた数字が、外れたからといって異常であると判断は下さないこともあります。
    (その子の健康診断の際に行った血液検査で、若干高い低いなどある場合、
    個人基準値ということで、基準範囲内から外れていても、その子にとっては問題のない値と判断できるケースもあります。)

    麻酔前の評価では、かならず身体検査、聴診、触診、(本人の性格やご自宅での様子)等を考慮しないで麻酔の可否は判断できません。
    そのため、猫ちゃんと面識のあるかかりつけ医の先生と、ゆっくりとしっかりと納得いくまでご相談いただいたほうがよろしいかと思います。

    安心して全身麻酔を行う上で大切なことは、飼い主様との十分なコミュニケーションだと私は思っています。
    詳細な検査も患者様の状態を把握するうえでとても重要ですが、それと同様に大切なことは、
    処置を任せる獣医師と充分に不安点・疑問点について話をすることかと思います。
  • ベスト
    アンサー

    歯石とり 

    千葉県 ペルシャ・6 才 3 ヶ月・オス(去勢・避妊済み)

    初めまして。獣医師の柳と申します。

    私も、麻酔専門医の 初めまして。獣医師の柳と申します。

    私も、麻酔専門医のような立ち位置ではありませんが、ご参考までに。
    当方では、比較的12歳から16歳の小型犬や猫、10歳以上の大型犬に対する麻酔処置が多く、
    もし何かのお役に立てればと思い経験則も含めてお話しさせていただきます。

    麻酔に関しては、“100%安全”ということはありません。
    ただあくまで100%でないだけで、経験値としては99%を大きく超える確率で問題なく回復しております。
    当然、その子の種類によって好発される病気(現在症状を示しているか、既往歴があるかどうかに関係なく)を念頭に置きつつ、
    現在本人が抱えている、血液検査上で見つかった異常値、体力、既往歴と今回の処置内容を踏まえて検討します。
    また、それら全部の情報が出そろって初めて、使用する麻酔薬の種類や投与量・投与方法を決定いたします。

    そうすることで、術中は比較的安定した状態ができ、回復が早く、負担の少ない麻酔がかけられるように思います。
    そのため、その子に合わせた形でのやり方を考えれば、
    ”絶対!確実に!100%”ということは口が裂けても言えませんが、さほど怖がるものではないと思っています。

    現状、好中球数が低めということですが、総白血球数やその他の数字はいかがでしょうか?
    好中球数が低いこと=麻酔のリスクが高くなるということは、あまり考えたことはありませんが、”念のため”考慮には入れるかと思います。
    ですが、それとは別にヘマトクリット値が高過ぎることや低すぎること、アルブミン値が低いことは、積極的かつ充分に思案したうえで実施の可否を検討します。

    麻酔のリスクの問題ですが、一般的に皆さんにお話しするのは、薬との相性による術中死のリスクと周術期(術後)の合併症。
    後者のリスクが一番かと思います。
    術後膵炎・血栓症・術後投薬による副作用など、術前から術後までそれぞれにおいて注意すべきポイントを抑えたうえで早期発見・早期治療を行うことはとても大事です。
    ただ怖がるようなものではないように感じています。

    歯石に対する回答は、津田先生からのご返答をご参考にしていただけたらと思います。
    ただ、私のほうからは一点だけ。
    無麻酔での歯石処置だと、歯周ポケットという歯と歯茎の隙間に隠れた歯石やバイオフィルムの処置は難しく、
    また、動いたりした際に歯の表面を傷つけるリスクもありますので、治療効果としては低くあまりお勧めはしません。
  • ベスト
    アンサー

    便が白っぽい

    山梨県 ミックス(雑種)・12 才 8 ヶ月・メス(去勢・避妊済み)

    初めまして。獣医師の柳と申します。

    写真ありがとうござ 初めまして。獣医師の柳と申します。

    写真ありがとうございます。
    大変参考になりました。

    【 病気 】を前提にお話しさせていただきます。
    白い(患者様によっては薄い黄色やレモンみたいな色)便をするとお話を伺うことはあります。
    その場合、まず考えることは、便の色のほとんどは、胆汁と言う肝臓で作られる消化酵素の色と食事から決まります。
    そのため、色が「白い」となると、胆汁が腸に流れていない?もしくは流れにくくなっているのでは?という心配があります。
    (胆泥症をお持ちとのことですので、胆泥が胆汁の通り道である胆道に詰まってしまう。
    もしくは、出口に隣接している膵臓の炎症によって道が細くなることもあいまって胆汁が詰まってしまってことで起きる、胆管閉塞という病気です。胆管閉塞であれば数時間で症状の悪化もあり得ます。)
    その場合、
    食欲不振
    嘔吐
    上腹部痛(おなかの頭半分程度とご理解ください。また、正確には上腹部の痛みからくる食欲不振や嘔吐になります。)
    黄疸(白目の部分や、耳など皮膚が黄色っぽい)
    などの症状がみられやすいです。

    そのあたりはありますでしょうか?
    実際に、上記の症状がある場合、緊急性が認められます。

    しかし、病的なものであれば、繰り返されますので、連続して何度も白っぽい便が出る場合は診察を受けられることをお勧めいたします。
    ただ、現状で元気がない・食欲がないなどの症状がみられていない場合は、様子を注意してみていきつつ、繰り返すような場合は積極的にかかりつけ医にも相談することをお勧めいたします。

    そうでない場合、連続して白い便をしていないのであれば、私も単純に様子見にしてみましょうというお話をさせていただくこともあります。
    現状の胆嚢の状態や、総胆管のサイズ等、超音波の所見を把握できていないため、正確なお答えができているかはわかりませんが、
    一般的には胆汁の排泄障害が考えやすいかと思います。