アンサー
片山政都 ロイヤルカナン認定栄養アドバイザー、救命救急資格
ブルーム動物病院
- 得意動物: 犬 猫 得意分野:猫伝染性腹膜炎(FIP)、呼吸器科、栄養アドバイス
はじめまして。よろしくお願いします。19歳ということでかなり
頑張っていると思います。少しでもお力になれたらと思います。
まず、コンベニアを打ち続けることがあるかどうかですが、例えば飲み薬が飲めない、点鼻薬がさせないなど投薬に難ありの場合はコンベニアで2週間効く抗生剤がありますのでそれを打つ続けることもあります。ただし、おっしゃる通り耐性菌やセフェム系なので腎臓へのリスクも少なからずあります。そこは天秤にかけながら治療をどうするか考えます。もし投薬が可能なら、鼻水が出た際に培養検査をすることが的確な抗生剤投与を可能にします。鼻水を取ること自体は麻酔をかけなくても、診察時にこよりみたいなのでくしゃみを誘発して出させてあげることもできます。また、鼻詰まりということで慢性経過と高齢ということで鼻腔内の腫瘍なども鑑別には入れないといけません。その場合は、抗生剤だけでは限界があります。念のため、鼻から喉にかけてのレントゲンを見てみるのも一つかと思います。レントゲンではわからないこともありますが、麻酔をかけない検査で今やれることとするとそれではないかと思います。また、原因関係なく鼻詰まりということでいえば、鼻汁などの粘液物質が鼻腔の奥で固まっていることも考えられます。その場合は鼻腔洗浄などしないと難しいですが、麻酔をかけないといけないので、無麻酔でできることとすればネブライザーかと思われます。超音波式ネブライザーをネットなどで購入し、病院でネブライザー液(生食、去痰剤、気管支拡張薬、鼻血があればボスミン、的確な抗生剤など)でやってあげるとよいかと。ケージなどに猫ちゃんを入れて、大きい袋などで密閉してそこにホースを入れてネブライザー噴霧するとやりやすいかと思います。
2022/06/19 08:25