鼻づまり 抗生剤の注射を続けるべきか相談したい。

2022/06/18 13:32

しょたろ

長崎県・40代・男性

年齢 22 才 4 ヶ月
(正確な年齢は不明)
性別 メス(去勢・避妊済み)
品種
種別 ミックス(雑種)
詳細
いつから 3~4か月前ぐらいから
相談時の体重 2.5kg
相談種別 皮膚・耳・鼻

お世話になります。
猫の鼻づまりがひどく、ここ数日は食欲も減って元気もあまりありません。
今年の1月から皮膚炎やくしゃみなどにより1月に1回のペースで、抗生剤の注射(コンベニア)を継続的に打ってもらっています。
皮膚炎やくしゃみの症状はおさまったのですが、3月から鼻づまりの症状が出始めて、注射を打つとしばらくは改善するのですが、効果がきれると再び鼻がつまってしまいます。
点眼薬(インターフェロン、IDU、ファルキサシン0.3%)を試してみましたが、効果はありませんでした。
(鼻づまりの原因は不明で、歯周病を疑いましたが主治医は歯がなくなっているので考えにくいとのこと)
主治医に感受性検査や鼻のCT、外科手術等ついて相談しましたが、どれも麻酔が必要であり、慢性腎不全(数値的にステージ3)と高齢のためいずれも危険が伴うので効果があるようなら注射を打ち続けることを勧められました。
鼻づまりの症状が緩和されている間は元気で食欲もあるため、少しでも楽にしてあげたいのですが、注射を継続することによる耐性菌の出現が心配で注射を続けるか迷っています。
主治医からは他の高齢猫でひどい口内炎がある場合注射を打ち続けることもよくあり、効果は年単位で続くこともあるということでした。

鼻づまりないときは元気ですが、腎不全以外にも高血圧、網膜剥離、甲状腺機能亢進症など病気もあるため、あまり余命は長くないと思っています。

長くなりましたが、鼻づまりなどで抗生剤の注射(コンベニア)を打ち続けることはあるのか、個体により差はあると思いますがその場合一般的にどの程度効果が継続するのか、注射以外に少しでも楽にする治療方法があるのかをご意見・アドバイスいただけると幸いです。
また、サプリ(L-リジン)を試してみたいと思うのですが、成分表のナトリウム(塩分)が高かったで腎臓への影響が気になります。腎不全の猫には使用しない方がいいでしょうか。
よろしくお願いいたします。

獣医師からの回答

ベスト
アンサー

片山政都 ロイヤルカナン認定栄養アドバイザー、救命救急資格

  • ブルーム動物病院(神奈川県横浜市鶴見区梶山)
  • 得意動物: 犬 猫  得意分野:猫伝染性腹膜炎(FIP)、呼吸器科、栄養アドバイス
はじめまして。よろしくお願いします。19歳ということでかなり 頑張っていると思います。少しでもお力になれたらと思います。 まず、コンベニアを打ち続けることがあるかどうかですが、例えば飲み薬が飲めない、点鼻薬がさせないなど投薬に難ありの場合はコンベニアで2週間効く抗生剤がありますのでそれを打つ続けることもあります。ただし、おっしゃる通り耐性菌やセフェム系なので腎臓へのリスクも少なからずあります。そこは天秤にかけながら治療をどうするか考えます。もし投薬が可能なら、鼻水が出た際に培養検査をすることが的確な抗生剤投与を可能にします。鼻水を取ること自体は麻酔をかけなくても、診察時にこよりみたいなのでくしゃみを誘発して出させてあげることもできます。また、鼻詰まりということで慢性経過と高齢ということで鼻腔内の腫瘍なども鑑別には入れないといけません。その場合は、抗生剤だけでは限界があります。念のため、鼻から喉にかけてのレントゲンを見てみるのも一つかと思います。レントゲンではわからないこともありますが、麻酔をかけない検査で今やれることとするとそれではないかと思います。また、原因関係なく鼻詰まりということでいえば、鼻汁などの粘液物質が鼻腔の奥で固まっていることも考えられます。その場合は鼻腔洗浄などしないと難しいですが、麻酔をかけないといけないので、無麻酔でできることとすればネブライザーかと思われます。超音波式ネブライザーをネットなどで購入し、病院でネブライザー液(生食、去痰剤、気管支拡張薬、鼻血があればボスミン、的確な抗生剤など)でやってあげるとよいかと。ケージなどに猫ちゃんを入れて、大きい袋などで密閉してそこにホースを入れてネブライザー噴霧するとやりやすいかと思います。
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