アンサー
かば動物クリニック
- 得意動物: 犬 猫 得意分野:てんかん、発作
かば動物クリニックの國谷です。
複数の抗てんかん薬を服用し
ているにも関わらず、発作のコントロールに苦戦する【難治性てんかん】のケースは私も多々遭遇します。
ペクシオン(イメピトイン)は、ヨーロッパやオーストラリアで使用されている犬の抗てんかん薬です。発売前に実施された特発性てんかんの犬を対象にした調査では、フェノバルビタール(世界中で最も多く使用されている抗てんかん薬です)と同等の治療効果を有し、かつ副作用が少ないことが報告されています。一点、注意点として、こちらの臨床試験では当初から【てんかん重積状態・群発発作】といった短時間に複数回発作を繰り返す重症のてんかん犬が調査対象として含まれておらず、イメピトインの効果の理解には注意が必要です。
コンセーブ(ゾニサミド)、イーケプラ(レベチラセタム)といったこれまでの治療薬の調節や、新薬への切り替えを含め、犬のてんかんの治療経験が豊富な獣医師へのセカンドオピニオンをおすすめいたします。
2022/10/06 18:08
早速のご回答ありがとうございます。
ネットでてんかん治療に詳しい獣医さんを探してはいるのですが、通える場所で見つけることができずにいます。
ペクシオンは、重症のてんかんの犬には効果がわからないのですね。教えてくださり、ありがとうございました。