アンサー
柳 和良 RECOVER BLS & ALS Rescuer course 心肺蘇生実技講
- マルクペットクリニック
- 得意動物: 犬 猫 得意分野:麻酔外科・外科全般
獣医師の柳と申します。
短期間でカテーテル挿入中も詰ま
ってしまうような膀胱結石(砂粒症のほうでしょうか?)に加えて、尿道炎なんかも発生して尿道が狭くなってる場合には会陰尿道廔(ペニスを切除して尿道を広くする手術のことです。)はやはり選択肢に入れることにはなります・・・。
また、膀胱内にある結石の大きさによってはやはり手術は必要かなと思います。
(当然のことながら、手術をしたあとも、膀胱結石ができにくくなるように食事管理・飲水量を増やす等の対処は充分に行いつつは絶対です。)
あくまでうちではですが、膀胱結石の摘出や会陰尿道廔の手術はリスクが高いという印象は持っておりません。
(ただ、どういった面でのリスクを心配なされているかによってはこれ以降の答えが正確な返答になっていないかもしれませんが・・・。)
むしろ、尿閉を繰り返していくことで腎臓へのダメージを与えてしまうことのほうが寿命への影響を考えたときにリスクが高いかなと思っています。
手術の難易度的にもさほど高いものではないように思っています。
また、肥大型心筋症に関しての麻酔ですが、
以下4行は当院での見解としてですので、のぞぽぽ様のお子様が現段階ですべて合致するとは限りませんが。
現状飲み薬で安定している。
術前検査で心臓の状態(超音波所見)・高血圧等に大きな変化がない。
などあれば、当然術中注意すべき点や麻酔管理を行う上で、気を付けなくてはいけない部分は増えます。
ただ、麻酔中も状況によって心臓の超音波等を見て動きや機能を確認しつつ慎重に行えば、麻酔ができないとは考えないように思います。
もし、ご心配でしたら、改めて周術期(手術前から退院・抜糸までの間)どういう流れになるのか等も主治医の先生とよーくお話しされたらよろしいかと思います。
2022/08/10 18:33
ご丁寧な回答をいただきありがとうございます。
またよく話し合って決めたいと思います。