尿路閉塞の治療選択について

2023/04/23 08:17

るな

東京都・30代・女性

年齢 12 才 11 ヶ月
性別 メス(去勢・避妊済み)
品種
種別 シンガプーラ
詳細
いつから
相談時の体重 3.3kg
相談種別 排泄・排泄物

夫の転勤帯同で、猫と一緒に海外に住んでいます。
突然食欲と元気がなくなり、病院を受診したところ、超音波やX線検査などの結果、尿路閉塞を起こしている可能性が高いと診断されました。

上記検査は救急の当番医によるもので、現在は大学病院に転院し、専門の技師による再度の検査の結果待ちです。

救急医による診断では、両側の尿路が閉塞している可能性が高いと言われています。ただ、輸液や食欲増進剤の投与により、餌をしっかりと食べ、尿も普通に出ていることから「完全に閉塞しているわけではない」という見解を得ています。

薬物治療の可能性、SUBの可能性、両方を現時点では提示されています。
詳しい再検査の結果が出てから、具体的に選択することになります。

ただ、英悟でのコミュニケーションではこまかな意思疎通がどうしてもしづらい状態で、不安を感じています。

こちらでのご助言はもちろん参考までではあるのですが、下記について日本の専門家のご意見をうかがえればうれしいです。

(1)尿路閉塞の状況によっては、薬物治療にも可能性はあるのか
(2)SUBなど外科手術しか実質的には選択肢がないと思われる場合、リスクや金銭負担などを考慮して手術を「実施しなかった」ケースでは、猫は酷く長く苦しむことになってしまうのか。外科手術を受けないことにメリットはあるか
(3)数カ月以内に帰国を予定しているが、体のなかにSUBが入った状態では難しいか(もちろん、ここでの助言は参考までで、最悪の事態を覚悟はしております)

獣医師からの回答

ベスト
アンサー

片山政都 ロイヤルカナン認定栄養アドバイザー、救命救急資格

  • ブルーム動物病院(神奈川県横浜市鶴見区梶山)
  • 得意動物: 犬 猫  得意分野:猫伝染性腹膜炎(FIP)、呼吸器科、栄養アドバイス
はじめまして。よろしくお願いします。 (1)尿路閉塞の状況 によっては、薬物治療にも可能性はあるのか ⇒どこの閉塞かにもよります。尿管の閉塞だと両側となると腎不全を起こしかねるので緊急性はあるので内科治療では難しいかと思います。尿道の閉塞なら内科治療で解除できるかもです。 (2)SUBなど外科手術しか実質的には選択肢がないと思われる場合、リスクや金銭負担などを考慮して手術を「実施しなかった」ケースでは、猫は酷く長く苦しむことになってしまうのか。外科手術を受けないことにメリットはあるか ⇒もし現時点で腎臓の数値が高く腎不全を起こしている状況であるなら、緊急性があるので外科手術をしないと助けられない可能性もあります。外科手術を実施しない場合は、緊急対応処置として経皮下で行う腎婁チューブを設置して様子見るかですが、あくまで緊急処置にはなります。 (3)数カ月以内に帰国を予定しているが、体のなかにSUBが入った状態では難しいか(もちろん、ここでの助言は参考までで、最悪の事態を覚悟はしております) ⇒体調が安定している状況でのSUBが入っていることに関してはそこまで問題はないかと思います。
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