口内炎闘病中 かかりつけの獣医は検査せず注射の対応

2022/10/05 21:11

otoshi

山口県・50代・女性

年齢 13 才 7 ヶ月
(正確な年齢は不明)
性別 メス
品種
種別 日本猫
詳細 キジトラ
いつから 半年前から
相談時の体重 2.7kg
相談種別 歯・口腔内

約半年前、急に原因不明の口内炎になり、思うようにご飯が食べられないでいます。

初めて症状が出た時にかかりつけの獣医さんに見せた所、特に検査しないで恐らくステロイドの注射を打ちました。
約1ヶ月半後、注射の効果が切れて再びご飯が食べられなくなったこの子を連れて再診しましたが、検査のけの字も出ず抗生剤等の注射だけでした。

注射を打つたびに効果のある期間が短くなると事前に聞いていたので、3週間して再びご飯がたべにくくなった子が食べそうな食事をいろいろ試して約3ヶ月乗り切りました。

そのうち、左目が涙が多くなって黄色い目ヤニがたくさん出たので、意を決して再び再診していろいろ症状とか食べるものとか話しましたが、やはり検査はしないで2種類注射をして目薬を処方してもらって終わりました。

人柄はとても良くて、いつも診察と注射で3,000円と助かってますが、2回目以降猫の体の状態などよく見てもらえず、こないだは口の中を全然見ないですぐ注射の準備をされるので、不信感が芽生えています。

セカンドオピニオンをと思いますが、田舎に住んでる上に、車があればどんなに遠い所でも連れて行きますが、キャリーケースに入れるとずっと鳴くのでタクシーで連れて行ってます。

獣医師からの回答

片山政都 ロイヤルカナン認定栄養アドバイザー、救命救急資格

  • ブルーム動物病院(神奈川県横浜市鶴見区梶山)
  • 得意動物: 犬 猫  得意分野:猫伝染性腹膜炎(FIP)、呼吸器科、栄養アドバイス
はじめまして。よろしくお願いします。猫ちゃんの口内炎は非常に 多く、難しいですね。 原因がいろいろあります。ウイルス性、免疫介在性、口腔内疾患、細菌性など。血液検査をして何かわかることもあります。猫エイズ白血病があればそれによる可能性も出ますし、高グロブリン血症であれば免疫介在性の可能性もある、というように何もしなければ何もわかりませんが、適切な検査をすれば何かわかる情報も増えます。ただし、猫ちゃんの歯肉口内炎は全顎抜歯もしくは全臼歯抜歯をすると口内炎が治る可能性があるという報告もあります。ただし、全身麻酔になるのと歯の状況によっては手術時間が長くなるため、そこに関しては猫ちゃんの今の状況と検査内容によるかと思いますのでかかりつけさん、もしくは近くの病院さんで相談された方が良いかと思います。もし何らかの理由で麻酔手術ができない場合は、内科治療で行くしかありません。その場合は、根本治療が難しい可能性もあります。先ほど言ったように検査結果でわかることがあればそれに対応してやるのが良いですが、特になにも見つからない場合は対症療法になります。ステロイド治療もそのひとつですが。、おっしゃるように副作用や長期使用で効果が落ちることもあります。低用量でも生活に不具合なく生活できるのであれば、それで維持していくのもありですが、難しい場合は他の治療も組み合わせてやるのが良いかと思います。補助治療になりますが、歯肉口腔内環境サプリメントやオゾン治療、レーザー温熱療法、最近ではプラズマガス治療なども出てきております。それらを状況によって組み合わせることで、生活できるレベルにまで口内炎を落ち着かせていくのが良いかと思います。
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ベスト
アンサー

小山 健

  • にまいる動物病院(兵庫県丹波篠山市呉服町)
  • 得意動物: 犬 猫  得意分野:腎臓病、ホモトキシコロジー、漢方
はじめまして、兵庫県丹波篠山市のにまいる動物病院の小山と申し ます。お話を伺う限りデポメドロールという長時間作用型の副腎皮質ステロイド剤の注射を受けていらっしゃるようですね。最近の教科書では副作用として心不全を起こすので勧められていません。口内炎は難治性で困っておられる方がたくさんいらっしゃいます。血液検査と猫エイズの検査を受けられた方が良さそうです。標準治療ではインターキャットを3ヶ月間内服させるように書いてあります。それでも、うまくいかない時は全抜歯がすすめられます。まずはかかりつけの先生に検査をするように依頼なさってはいかがでしょうか。
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