FIP入院治療していますが貧血が止まりません

2024/01/04 20:45

佐賀県・0代・

年齢 2 才 10 ヶ月
(正確な年齢は不明)
性別 メス
品種
種別 ミックス(雑種)
詳細
いつから 11月下旬
相談時の体重 3kg
相談種別 ワクチン・ウイルス

12月2日から入院して、GS注射で治療していますが、貧血が止まらず、5回輸血しました。
予後不良のため、明日退院します。

最後の望みをかけて、他のGS製剤を使いたいのですが、どれが良いのでしょうか?九州でFIPに取り組まれている動物病院が少なくて困っています。

MUTIAN(隣県の動物病院で取り扱いあり)
BOVA社(隣県の動物病院で取り扱いあり)
CFN(関東の動物病院で郵送可能)
モルヌピラビル(近隣の動物病院でも取り扱いあり)

経緯:
11月20日頃から黄疸尿。25日から下痢。発熱。ノーブランドの廉価な中国製GS錠剤を持っていたので、26日から飲ませるが効果なし。

12月2日に受診して即入院。
最初の週は状態が悪く、食欲もなく、経鼻チューブ。GS(動物病院オリジナル)以外に、抗生剤、造血剤、鉄剤使用。GSの副作用で接種部位の両太腿の皮膚が、片側は大きく裂けた、もう片側も後から化膿、皮膚が割けた。
翌週は落ち着き、食欲もあり、裂けた皮膚も部分麻酔で縫合。

12月8日HCT14.9で輸血。その後しばらく調子が良く、モルヌピラビルに切り替える話も出ていた。
12月20日HCT11.1で輸血2回目。
12月26日HCT8で輸血3回目。
12月29日輸血4回目。
1月3日輸血5回目。

多頭飼育で、2年間からFIPを発症し始め、通院していた病院が取り扱っていたGS注射(キュア)で治療を始めましたが、ほとんど上手くいっていません。
(ある先生からは有効成分が不明な薬を使用していると耐性菌が出現すると注意されました)

費用面から、MUTIAN等は使用しておりませんでしたが、今回は、初期から入院治療もしておりますので、諦めたくないのです。

また、最初の受診時に重篤な症状だったため、確定診断は出ていないまま、GSで治療していただいておりました。
そこで、念のため、明日夜、退院して、明後日は血液を専門になさっている(FIP治療はされていない)動物病院を受診する予定にしています。

宜しくお願い致します。

※添付書類は血液検査結果です。
1が12月2日、2が12月3日、3がそれ以降21日まで(これ以外はまだ頂いていません)

獣医師からの回答

ベスト
アンサー

片山政都 ロイヤルカナン認定栄養アドバイザー、救命救急資格

  • ブルーム動物病院(神奈川県横浜市鶴見区梶山)
  • 得意動物: 犬 猫  得意分野:猫伝染性腹膜炎(FIP)、呼吸器科、栄養アドバイス
はじめまして。横浜市でFIP治療を専門に行ってるブルーム動物 病院の片山です。 よろしくお願いします。 一番初めの詳しい症状とその時の血液検査はありますでしょうか?また、腹水や胸水、腹腔内肉芽腫、神経症状などのFIPに関連した症状は発熱以外にあったのでしょうか?エイズ白血病はないでしょうか? FIP治療の注意点は、経過が良くないときにそのままFIP治療で推し進めていくことです。今回の場合は骨髄系の疾患も否定はできないかとおもいます。FIPにしては貧血があまりにもコントロールできなすぎかなというのと、今見えている検査結果の範囲で高グロブリンやA/Gの低下が見られないことです。可能であれば、骨髄検査を行ったりしたほうが良いかなと思います。ステロイドや造血ホルモン剤も検査を行ったうえで対処療法として行ったほうが良いかと思います。 もしFIPだった場合はやはりGSが良くないかなと思いますので、ちゃんとエビデンスのある(海外論文で使用されている)製剤の使用を検討したほうが良いかと思います。現状、骨髄系も否定できず、3系統の血球系が減少しているため、モルヌピラビルの使用は注意したほうが良いかと思います。モルヌピラビルは副作用に骨髄抑制がありますので、助長する可能性があります。私の病院ではMUTIANしか使っていませんので、その情報しかわかりません。
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