肥満細胞種について

2023/11/10 14:31

東京都・0代・

年齢 15 才 11 ヶ月
性別 オス(去勢・避妊済み)
品種
種別 ノーフォークテリア
詳細
いつから 2022年12月に診断を受けました
相談時の体重 6.7kgkg
相談種別 その他

・2021年9月に僧帽弁閉鎖不全症の診断を受けました。
重度ではなく1日アピナック1錠、ピモハート3錠を服用しております。
・2022年12月にお腹側面柔らかい腫瘍を発見し、肥満細胞種と診断されましたが、広範囲、また腫瘍の境がはっきりしないため外科的手術は諦め、2日に1回プレドニン5mgの4分の1の量を服用していました。

・2023年2月の血液検査では赤血球数5.23 ヘマクリっト34.9% ヘモグロビン濃度
11.7 白血球数(好酸球0.05、リンパ球0.94)でした。
その後は徐々に下がっていました。

・2023年9月に肥満細胞腫が大きくなり腫瘍の周りが赤くなり痒がっていたため、プレドニンの量を増やして服用していました。
3日間はプレドニン5mgを1錠づつ、4日目から一週間は1日半錠に服用をして下さいと指示を受けていました。服用中6日目に嘔吐をし、元気がなくなりました。
検査結果は赤血球数3.79 ヘマクリっト23.2% ヘモグロビン濃度
7.8白血球数 血小板数 58.7 でした。
肥満細胞腫が悪さをしてるかステロイドによる影響なのか増血がされていないと獣医師さんからは告げられました。
ご飯は食べるのですが数時間すると吐いてしまうため衰弱していきました。
自宅近くの病院で処置をしていただいて三週間経ちます。
現在は食事も摂れるように回復はしましたが元の元気なあおには戻っていません。

・昨日血液検査をしたところ赤血球数4.19 ヘマクリっト26.2% ヘモグロビン濃度
8.7 血小板数 79.1でした。プロテクト鉄タブの影響もあるかもしれませんが赤血球数、ヘマクリっト、ヘモグロビン濃度は若干数値が上がっていましたが血小板の数値が高くなっていました。
骨髄に問題があるかもしれないから大きい病院で検査するしかないです、と言われてしまいました。
少しづつではありますが食欲も出てきてます。
現在はステロイド服用はしておらず肥満細胞腫の治療は何もしていません。
抗がん剤も難しいと言われてしまったため今後肥満細胞腫、貧血についてはどのような治療があるのか伺いたくご相談させていただきました。
宜しくお願い致します。

獣医師からの回答

ベスト
アンサー

片山政都 ロイヤルカナン認定栄養アドバイザー、救命救急資格

  • ブルーム動物病院(神奈川県横浜市鶴見区梶山)
  • 得意動物: 犬 猫  得意分野:猫伝染性腹膜炎(FIP)、呼吸器科、栄養アドバイス
はじめましてよろしくお願いします。 ご返信が遅くなってしま い申し訳ございません。 肥満細胞腫に関しては、分子標的薬という特定のがんに対してターゲットにするお薬があります。とくに肥満細胞腫はイマチニブやトセラニブというお薬に感受性がありますが、c-kit遺伝子というところに変異がある場合はこのお薬が有効に使えます。もし変異がなくても確率は低いですが、効く場合もあります。ステロイドはあくまで抗炎症のみなのでがんに対して殺滅効果はありません。トセラニブよりかはイマチニブのほうが比較的副作用が少ないです。まずは、細胞診塗抹標本からc-kit遺伝子変異の検査をしてみるのが良いかと思います。また、嘔吐や貧血があるとのことですが、脾臓や肝臓に腫瘍はないでしょうか?肥満細胞腫は脾臓や肝臓、消化器に出ることもあります。嘔吐は、肥満細胞腫からでるヒスタミンによる影響の可能性があるため、H2ブロッカーなどの胃薬や抗ヒスタミン剤を飲ませておいたほうが良いかと思います。
無料登録して獣医師の回答を見る