溶血性貧血の治療法は他にありますか?

2023/10/21 06:36

ルルレモン

神奈川県・40代・女性

年齢 7 才 11 ヶ月
(正確な年齢は不明)
性別 オス(去勢・避妊済み)
品種
種別 ミックス(雑種)
詳細 2022年7月に保護 (元地域猫)
いつから 1年前
相談時の体重 4.0kg
相談種別 その他

以前、相談をさせて頂きました。
その後の経過と治療法の選択肢があるか教えて頂きたいです。

2022年7月21日地域猫から保護
【エイズ陽性 白血陰性】
溶血生貧血の疑い、黄疸、血尿 ヘモプラズマ感染症も疑いステロイド、抗菌剤処置
(ヘマトクリット値 13%)
2022年12月 ヘマト値28%まで回復(ステロイド投薬のみ)

2023年1月に抜歯手術

2023年1月〜3月 ステロイド減薬 
ヘマト値23%減、血尿再発

2023年4月 ステロイド減薬と並行してアトピカ処方 
ヘマト値27%回復

一定期間順調に回復してきましたが、7月下旬に
突然、発熱、目が開かなくなる涙目があり
抗菌剤(コンベニア)を処置しました。
注射後は体調は安定しましたが、赤血球、白血球の数値が低下。
一度、ステロイドを倍量1週間投与しましたが、著しい反応がみられず、徐々に減薬。
今現在は2.5mgを毎日、吐き気を安定させるファモチジンを2回投薬しております。
猫の体調や症状は微熱が時々出ているのと、たまに鼻水が出ることがありますが、便は通常。食欲は少し減りましたが、自ら食べる意思はあります。
また体が熱いような時に受診すると40度弱発熱している事があり(2回)その際はコンベニア注射で回復します。


また腎臓の数値も悪化していて4度の造血剤実施(鉄剤も処方)と皮下点滴で対処しているような状況です。

いま現在、造血剤がどこまで効いているか判断できないようで注射も痛がるのでやめています。皮下点滴は1日おきに自宅にてシリンジ2本分の120を入れて投与してます。

【腎臓数値経過】
2022年7月BUN28.4 クレアチニン1.70
2022年9月  32.8 1.81
2023年1月 40.6 2.17
2023年3月 31.1 1.60
2023年8月 30.6 2.68
2023年9月 66.0 4.06
2023年10月 80.2 4.43
2023年10月 75.1 4.83

↑※3月〜8月は腎臓病食がメイン
以後、腎臓病食のドライフードがうけつけなくなり食べやすいものしか摂取できなかった

ヘマト数値も15%となってきてしまい、治療も頭打ちになってきました。
何か他の治療法があるのか?

①溶血生貧血から再生不良の貧血になってしまう事がありますか?

②1が可能性としてあると、治療法は残されていますか?

③猫エイズ発症しているような状態でしょうか?


④仮に骨髄異形成症候群であれば他の種類で使える免疫抑制剤

獣医師からの回答

ベスト
アンサー

片山政都 ロイヤルカナン認定栄養アドバイザー、救命救急資格

  • ブルーム動物病院(神奈川県横浜市鶴見区梶山)
  • 得意動物: 犬 猫  得意分野:猫伝染性腹膜炎(FIP)、呼吸器科、栄養アドバイス
①溶血生貧血から再生不良の貧血になってしまう事がありますか? ⇒ないとはいいきれないと思います。ただし、再生不良性貧血は、骨髄の細胞密度の低下からくるものなので、非再生性貧血であり、他にも白血球や血小板の低下もないと定義としてはできません。また、稀な疾患です。 ②1が可能性としてあると、治療法は残されていますか? ⇒基本的には原因疾患があればその治療が優先ですが、特発性(原因不明の場合)は対症療法しかないかと思います。貧血があれば、造血ホルモン剤や輸血、白血球は少なければG-CSF製剤、ステロイドや免疫抑制剤になります。 ③猫エイズ発症しているような状態でしょうか? ⇒これは血液検査やウイルスPCR検査をしてみないと何とも言えません。 ④仮に骨髄異形成症候群であれば他の種類で使える免疫抑制剤 ⇒低リスク群だと他の免疫抑制剤だとセルセプトやレフルノミド、高リスク群だとスタラシドやキロサイドといった抗がん剤を使うこともあります、 ちなみに、猫コロナPCRの検査はしていますでしょうか?またエコー検査では特に問題はないでしょうか?
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