FIP治療での輸血について

2023/09/23 18:09

石川県・0代・

年齢 1 才 10 ヶ月
性別 オス(去勢・避妊済み)
品種
種別 メインクーン
詳細 FIP治療について
いつから 1週間前
相談時の体重
相談種別 その他

8月下旬から下痢が続き、先週の金曜日に血液検査をし、FIPドライタイプ(腹水も少しだけあったようです)と診断されました。同日からモルヌピラビルを投与しています。

今週の火曜日に経過確認のため再度血液検査をして、貧血が酷いが他の数値は落ち着いていました。一時期食欲も少し戻り、このまま元気になるのでは…と思いましたが、また食べなくなってしまいました。

今日病院で血液検査をしてもらい、さらに貧血が進んでいることがわかり、明日輸血をしてもらうことが決まりました。

私としては輸血をしたうえで、自分から食べなくても強制補給で立て直せれば…と考えていますが、良くなる可能性はあるのでしょうか。

ただの悪あがきになっていて、猫を苦しめているだけなのでしょうか。

獣医師からの回答

ベスト
アンサー

片山政都 ロイヤルカナン認定栄養アドバイザー、救命救急資格

  • ブルーム動物病院(神奈川県横浜市鶴見区梶山)
  • 得意動物: 犬 猫  得意分野:猫伝染性腹膜炎(FIP)、呼吸器科、栄養アドバイス
はじめまして。よろしくお願いします。 モルヌピラビルはどれ くらいの用量で使用していますでしょうか? 一般的にFIP治療で投薬1週間で多少貧血が進むことはありますが、5日で10%以上のHCTの減少は減りすぎかと思います。FIPと同時に免疫介在性貧血などは起こしていないでしょうか?貧血している際は、再生性貧血なのか、非再生性貧血なのか調べます。もし再生性貧血なら免疫介在性貧血がFIPきっかけで起こっている可能性はあるので、ステロイドをしっかり使った方が良いかと思います。一時的にあげるのに輸血もしながらです。もし非再生ならFIPによる貧血が進行しているという判断になりますが、やや進みすぎな気がしますので、もしかしたらお薬が効いていない可能性、もしくは投薬量が少ない可能性があります。最近猫専用の造血ホルモン剤エポベットも出ましたので、そちらも打ちつつ、鉄材やFCVリキッドなどの貧血ビタミン剤も入れていった方が良いかと思います。食欲が1週間で低下していくのはFIP治療ではやや心配事です。貧血が低いことが原因でおこっているなら貧血が改善させることで食欲戻ってくるかと思いますが、もし戻らないなら経過不良の可能性もあります。食欲に関しても耳に塗るMiratazという食欲増進剤やEluraなどの経口食欲増進剤もありますので、そちらをうまく使いながら治療を進めていった方が良いかと思います。
無料登録して獣医師の回答を見る