骨髄異形成症候群

2023/09/03 18:23

東京都・0代・

年齢 8 才 0 ヶ月
性別 オス(去勢・避妊済み)
品種
種別 日本猫
詳細 白血病ウイルス陽性
いつから 1日前から
相談時の体重 6kg
相談種別 その他

昨日から白血病ウイルス陽性の7歳の猫の元気がなく狭い場所に入ったりしていたので病院に行ったところ骨髄異形成症候群の可能性が高いと診断されました。
ヘマトクリット値が27.3%で血液を作れていない状況で血小板も少ないです。
骨髄検査は全身麻酔が必要なためしていません。
治療はプレドニンとプレドニゾロンとウルソ50を朝夕1錠づつとオメプラゾールを朝夕半錠づつ服用する予定です。
治療方を調べると抗がん剤、ビタミンK2、輸血、造血剤などが出てきました。

①治療はプレドニンとプレドニゾロンを服用するだけでいいのでしょうか。
②骨髄検査をせずに抗がん剤治療をする事は出来るのでしょうか。
③抗がん剤治療を行う時はどのような状況の時でしょうか。
④輸血は必要ないのでしょうか。
⑤症状が改善し今まで通りの生活は出来るのでしょうか。
⑥骨髄検査はした方がいいのでしょうか。
⑦治療方について教えて頂きたいです。

2年半前に免疫介在性溶血性貧血になり輸血を1回しています。昨日までプレドニン2/3錠を1日おきに服用していました。
本日、血液検査と超音波検査をし黄疸や脾臓の腫れなどがないため溶血性貧血の可能性は低いそうです。

本日の血液検査結果です。
RBC 3.64M/μL
HCT 27.3%
HGB 7.9g/dL
MCV 75.0fL
MCH 21.7pg
MCHC 28.9g/dL
RDW 27.7%
%RETIC 0.2%
RETIC 6.6k/μL
RETIC-HGB 21.8pg
WBC 11.63k/μL
%NEU 73.6%
%LYM 19.4%
%MONO 4.8%
%EOS 2.1%
%BASO 0.1%
NEU 8.55k/μL
LYM 2.26k/μL
MONO 0.56k/μL
EOS 0.25k/μL
BASO 0.01k/μL
PLT 69k/μL
MPV 19.5fL
PCT 0.13%
腎臓などに問題はありませんでした。

獣医師からの回答

ベスト
アンサー

片山政都 ロイヤルカナン認定栄養アドバイザー、救命救急資格

  • ブルーム動物病院(神奈川県横浜市鶴見区梶山)
  • 得意動物: 犬 猫  得意分野:猫伝染性腹膜炎(FIP)、呼吸器科、栄養アドバイス
はじめまして。よろしくお願いします。 ①治療はプレドニンと プレドニゾロンを服用するだけでいいのでしょうか。 ⇒もし骨髄異形成症候群の場合は、低リスク群か高リスク群かによって治療法が変わってきます。低リスクであればプレや免疫抑制剤を使っていきますし、高リスク群なら抗がん剤などを使っていきます。 ②骨髄検査をせずに抗がん剤治療をする事は出来るのでしょうか。 ⇒本来は診断をつけてから治療に入るというのがどの病気でも原則ですが、できるかできないかでいえばできると思います。ただその場合は、リスクも伴う前提の話になるかと思います。 ③抗がん剤治療を行う時はどのような状況の時でしょうか。 ⇒骨髄異形成症候群の高リスク群に入る時です。高リスク群かどうかは骨髄検査と末梢血の評価によって決まります。 ④輸血は必要ないのでしょうか。 ⇒HCTが15%以下でかつそれに伴う体調の悪化がみられた場合は行います。輸血もリスクがゼロなわけではありません。 ⑤症状が改善し今まで通りの生活は出来るのでしょうか。 ⇒低リスク群の予後調査では、生存期間が1か月以内~2年以上と幅広く、高リスク群はそれよりも短いといわれております。 ⑥骨髄検査はした方がいいのでしょうか。 ⇒骨髄異形成症候群を疑っているのであればした方が治療方針は立てやすいかと思います ⑦治療方について教えて頂きたいです。 ⇒①にかいています。 ちなみに、ほかの疾患の可能性はありませんでしょうか?この情報だけでは何とも言えませんが、貧血と高グロブリン血症でいえばFIPも鑑別に入るかと思います。発熱の有無、炎症マーカー、腹部エコー検査、コロナPCR検査を調べてみるのもありかと思います。年齢的には多い年齢ではないですが、内とは言い切れないかなと思います。
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