FIV感染からの重度の口内歯肉炎です。

2023/04/24 19:47

ララ大好き

東京都・50代・女性

年齢 6 才 11 ヶ月
(正確な年齢は不明)
性別 メス(去勢・避妊済み)
品種
種別 ミックス(雑種)
詳細 多頭崩壊の家からの保護猫 耳聞こえない FIV母子感染 
いつから 4年前から
相談時の体重 2.7kg
相談種別 歯・口腔内

多頭飼育崩壊の保護猫、2017年5月ごろ生まれ、現在もうすぐ6歳、生まれつき耳が聞こえない、FIV母子感染の長毛白猫、気が強く、身体を触らせてくれません。

重度の口内炎です。2019年の夏に発覚しました。最初の医者には漢方を進められて改善が見られなく、口腔外科専門の医者の紹介料は40万円ということなので紹介を断念し、他の医者を自力で探しました。

次の医者では抜歯もしくは薬の投与の選択でしたが、抜歯はFIVの場合再発しやすく完治率は低いということなので、薬投与を選び、1年半ほど続けました(薬代は毎月5万円くらい)、しかし徐々に薬の量と数が増え、猫が嫌がり、不信感から近寄らなくなり断念。

その後別の医者でステロイドと更生物質の1か月に1度しか打てない注射(1回5,000円)を使い始めて2年半36回目になります。

去年の秋位から効果があまりでなくなり、一年前は4.2キロあった体重が今は2.7キロになり、口周りはいつも唾液で汚れ、激しい痛みに耐え続けています。
最近はエネルギーと痛み止めが入った太い注射を打って何とか次のステロイド注射まで我慢してもらうようになっています。

食べたい気持ちあるのですが、口が痛くうまく食べられず、途中で食べるのを断念してしまいます。

今は寝たきりの状態で身体はガリガリ。ピンクだった肉球と鼻は白くなっています。

もう終末期かもしれません。でももしかしたら他の治療があり、奇跡が起こり元気を取り戻してくれるかもと思い、相談しております。

他の治療はありますか?
それとも私にできることは何かありますか?
今の医者には抜歯はもう体力的に無理だろうと言われています。

どうかよろしくお願いします。

獣医師からの回答

ベスト
アンサー

津田 卓二

  • 日野どうぶつ病院(岐阜県岐阜市日野南)
こんばんは、津田といいます。 猫ちゃんのお顔を見る限り、か なり痩せてしまったようですね。私でしたら次の用に進めます。 (1)まずは、血液検査など実施して全身状態の評価をします。長期効果が見られるステロイド剤は、通常デポメドロールというものを使いますが、糖尿病になることがあります。それで私は使うことはないのですが、痩せの原因が食べられないことからきているのか、糖尿病など他に問題がないのかを知りたいです。 (2)麻酔ができそうであれば、経食道チューブを取り付けたいです。経食道チューブは20分ぐらいの短時間で取り付けられます。必要十分な栄養と、経口投与できるお薬を飲ませられるようになります。抗生剤、弱めのストロイド剤(プレドニゾロンなど)、乳酸菌サプリ、コエンザイムなどなど。まずは体力をつけることです。注射によるエネルギー源の供給、特に皮下投与では1日に必要な栄養を投与することはまず困難です。 (3)体力がついたところで、抜歯手術を実施します。猫ちゃんの口内炎は外科疾患です。エイズなどウィルス感染があると治りが悪い云々言われることがありますが、歯を抜かないで内科治療をしても非常に反応は悪いです。 猫ちゃんの表情を見る限り、急いだほうが良いと思います。お大事にしてください。
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