脾臓、肝臓腫瘍

2023/04/24 13:53

カイ

東京都・30代・女性

年齢 15 才 10 ヶ月
性別 オス(去勢・避妊済み)
品種
種別 マルチーズ
詳細
いつから 4/17に発見
相談時の体重 3.2kg
相談種別 腫瘍・膿疱

食欲の低下、寝ている時間が多くなったため1週間前の4/17にかかりつけの病院に受診。超音波検査にて脾臓4cm、肝臓3cmの腫瘍が見つかりました。

元々蛋白漏出性腸症と膀胱結石で食事制限あり、去年の10月の体重4.2kgから現在3.2kgに減少しています。(体重の減少は餌が好みじゃなく完食しないことが増えたためか、腫瘍のためかは不明)
歩行は回数や距離は減りましたが、可能な状態。
食欲は4/17行った皮下点滴後回復しています。

しかし昨日から震えがあり耳や、歯茎をみたところ白っぽくなっていたため本日点滴の予約をしており医師に確認したところ、貧血と診断がありました。

医師からは手術の話は一切なく、点滴を週に一回続けて様子を見ると言われております。
こちらから手術の話をすると年齢と体力的に様子を見たいとのこと。
肝臓にも腫瘍があり出血もしていることから、悪性の可能性が高く手術をしても長くないことは理解していますが、いつ大量出血をするかもわからない状態で手術の提案を一切しない医師に少し不安があります。

体重がかなり落ちているため健康体とは言えませんが食欲は回復し、歩行もまだ可能な状態で、年齢も14歳と手術している他の犬の症例でも見かける年齢です。

忙しい病院のため手術する余裕がなく、亡くなるのをただ待っている様にしか思えないのですが、セカンドオピニオンを考えた方がよいでしょうか。

また、文字だけでは飼い犬の状態がわかりかねるかと思いますが、他の医師の方々の様子を見た方がいいのか、手術した方がいいのかなどご意見をいただければと思います。

獣医師からの回答

ベスト
アンサー

柳 和良 RECOVER BLS & ALS Rescuer course 心肺蘇生実技講

  • マルクペットクリニック(神奈川県川崎市宮前区菅生)
  • 得意動物: 犬 猫  得意分野:麻酔外科・外科全般
獣医師の柳です。 手術をした方がいいのかどうかといったこと に関しては、現段階で判断は難しいです。 手術が可能かどうかの判断材料として、 ① 肝臓内の腫瘤は、一つだけで他に怪しい影があるのかないのか?(脾臓とは別の場所にあるのかないのか) ② 悪性腫瘍や大量出血に続いて出てきてしまう、DIC(播種性血管内凝固)の状況に陥っているのかいないのか? ③ 貧血やその他臓器へのダメージはどの程度で、自力で赤血球を作ろうとしているのかどうか? ④ 供血犬として、どのくらい協力してもらえる環境が整っているのか? このあたりが外科適応になるかどうかの重要なポイントになるかと思います。 ①に関しては、院内でも可能な超音波検査で判断できるような、腫瘤が肝臓に複数確認できていない場合でも、CTで把握できる程度の小ささということもありますので、何とも言いにくいですが、複数の葉にある場合や場所によってはかなり手術の難易度は上がってくるように思います。 現状、手術も検討するのであれば、一度その目的で専門医等に相談してみたい旨を主治医の先生とご相談なさってみてはいかがでしょうか?
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