歯肉炎?の治療について

2023/03/30 09:27

なな

大阪府・30代・女性

年齢 1 才 11 ヶ月
(正確な年齢は不明)
性別 オス(去勢・避妊済み)
品種
種別 ミックス(雑種)
詳細 エイズ陽性
いつから 数週間前
相談時の体重 4kg
相談種別 歯・口腔内

数週間前から、ご飯(主にドライフード+少しのウェットフード)を残しては休憩をするを繰り返し、ゆっくり食べるようになりました。食べるスピードも遅いです。

口腔内を見てみると、犬歯は赤みなどありませんでしたが、奥歯に歯石と赤みが見られました。
口臭も少しだけあります。

エイズキャリアなのでストレスをなるべく与えたくないので、病院に連れて行かずに治す・進行を抑えたいのですが厳しいでしょうか?

歯磨き方法は色々あると思います。
(歯ブラシ、シート、直接塗るもの、おやつ)
歯茎が赤い状態での歯ブラシは、逆に歯茎を痛めたりしますでしょうか?
ちなみに、今まで歯ブラシを噛ませる程度の歯磨きは続けていました。まだ完全に慣れていない子なのでキチンと歯磨きをすることは厳しそうです。。

歯茎が赤い状態での、おすすめの歯磨き方法がありましたら、教えていただきたいです。
ちなみにずっと乳酸菌のサプリをご飯に混ぜてあげています。

お手数ですがご教示よろしくお願いいたします!

獣医師からの回答

ベスト
アンサー

津田 卓二

  • 日野どうぶつ病院(岐阜県岐阜市日野南)
こんにちは、津田といいます。 写真がよくわかりませんけども 、猫の若齢性歯肉炎の疑いがあります。 (1)対応は、第1にプラークを可及的に減らすことです。プラークを減らすには、歯ブラシで機械的に掃除をするのが最も効果的です。さらに、クロルヘキシジン0.12%溶液をつけて化学的清掃も行えたら、なおいいです。でも、食べるスピードが遅くなるくらいなので、痛みはそこそこある可能性ですので、私なら、毛先が柔らかい人用のタフトブラシでさらに先端がテーパーになっている毛先が柔らかいものを使って(噛ませるのではなく)磨くのをお勧めします。その際に、猫が好む動物用歯磨きペーストを併用しても良いです。歯磨きが難しい場合、少しでも大きめの粒のドライフードを食べてもらうことです。理想は、ヒルズのt/d猫用です。噛むことで、フードの断面が歯を磨いてくれます。 (2)抗生剤の投与も幾らか効果があり、病院に行ってコンベニアという抗生剤を打ってもらうと2週間ほど持続するので、口が痛い動物の場合は経口投与が難しいことから負担が少ないと思います。 (3)ステロイドの投与もある程度効果はありますが、内服ができないといって長期作用型(デポメドロール)の注射を打ってしまうと、糖尿病になることがありますから、私は絶対にお勧めしていません。 (4)初期の段階であれば、ある程度食べられていると思うので、非ステロイド系の消炎鎮痛剤の投与が良いかもしれませんが、投与基準量下限の半分ぐらいにとどめておかないと、腎不全になる可能性がありますのでご注意ください。 (5)乳酸菌、必須脂肪酸、コエンザイムなど様々なサプリがあり、副作用は最低限ですが、効果もまちまちです。1〜2ヶ月の試験投与で効果を判定し、ピッタリのモノもを探す感じになります。 いろいろなケアや内科治療を試みても、症状が悪化してしまう場合は全臼歯抜歯か全顎抜歯が必要になることがあります。参考になれば幸いです。
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