田上 久美
グランクリュ アニマル アイクリニック(東京都港区麻布十番)
- 得意動物: 犬
猫
得意分野:眼科
Grand Cru Animal Eye Clinicの獣医師、田上久美と申します。
以前から出来物があったとのことですが、瞼(眼瞼)のふちに出来ていますので、マイボーム腺の過形成マイボーム腺腫と思われますが、まれに、病理検査で悪性腫瘍と診断されるものもあります。マイボーム腺は上下の瞼のふちに20~25以上存在する脂質という油分を分泌する分泌腺ですが、出来物が出来て、脂質を分泌する出口を塞いでしまい、貯まった脂質に対して、炎症を起こすと腫瘤周囲が腫れたりすることもあります。その場合は、抗生物質の全身投与で、一旦炎症が取れて腫れは引きますが、腫瘤は残ったままです。腫瘤が角膜に接触して、角膜の状態を悪化させることもありますので、外科手術により摘出する方法や、凍結処置を行う治療があります。当院では凍結処置を行っております。出来ましたら、お早めに、かかりつけの動物病院または、眼科にお詳しい病院で診察をお受けになられることをお勧めします。
お大事になさってください。
ベスト
アンサー
野尻亮輔
港南グラン動物病院(神奈川県横浜市港南区日野)
初めまして。神奈川県にあります港南グラン動物病院の獣医師野尻と申します。よろしくお願いいたします。
眼瞼にできている腫瘤ということかと思いますが、その部分にできるものとしては、感染や炎症性のものや、マイボーム腺腫などの良性腫瘍、場合によっては悪性腫瘍などがあげられます。
数日で大きくなってきているということですと、悪性腫瘍の可能性もあるかもしれませんので、早急にかかりつけの動物病院を受診していただき獣医師とご相談いただいたほうがいいかと思います。