てんかん、大球性低色素性貧血の抜歯について

2024/01/12 23:57

佐賀県・0代・

年齢 9 才 8 ヶ月
性別 メス(去勢・避妊済み)
品種
種別 ミニチュアダックスフンド
詳細
いつから 2年程前から
相談時の体重 5kg
相談種別 歯・口腔内

お世話になります。
長い文面になってしまいましたが、よろしくお願いいたします。

先日、いつも食後にあげているデンタルガムを食べた後に歯磨きをしていると、奥歯が欠けて出血と神経のような部分が見えているのを見つけました。翌日病院に行くと抜歯をすることとなりました(抜歯は病院の混雑状況により約1ヶ月先)。

この子は約2年前の6歳時、歯周病がひどく抜歯をした経験があります(これまで他の病気をしたことは全くありませんでした)。この抜歯後の一週間内に目のあたりから薬品のような匂いと、耳や歯茎の血色がなくなっていたので病院で診てもらうと「大球性低色素性貧血」とのことでした。ここから服薬治療をする中で、てんかん発作も出てきました(多い日は1日に4回)。MRIで調べましたが、原因は不明でした(かかりつけの先生とMRIをして下さった先生の見解)。それから半年ほど経つと状態が安定し、てんかん発作も間隔が空いて、昨年の8月から発作は出ていません。

そして今回、心配が和らいできた矢先に、再び抜歯をしなければいけない状況となり…動揺しております…
全身麻酔や抜歯、お薬等が「大球性低色素性貧血」や「てんかん発作」の直接的な原因なのか分かりませんが、また同じ処置をすることに対する不安が大きいです…再度、かかりつけの先生に相談してみたところ「原因は分からないけど、やはりレントゲンの状態から抜歯をするか(欠けている歯が弱っている・もともと歯が弱い・抜歯箇所は今のところ欠けている奥歯下2本と弱っている前歯下2本くらいの予定)、そのままにして抗生物質での対応(先生としてはお勧めしないとのこと)」とのご判断でした。
今のところ抜歯を選択しています。悪化した方がもっと苦しむだろう、弱っている歯はどうせゆくゆく抜歯しなくてはいけないだろうと頭では理解しつつも、あの時の苦しがっていた様子が離れず、もう一度確認したくてこちらに相談させてもらいました。
1.やはり悪化や高齢での抜歯のリスクを考えると、今回(早めに)、抜歯をした方がよいのでしょうか。
2.全身麻酔や抜歯、お薬等と、「大球性低色素性貧血」や「てんかん発作」の発症との関連はあるのでしょうか。
ご教示の程、よろしくお願いいたします。

獣医師からの回答

ベスト
アンサー

柳 和良 RECOVER BLS & ALS Rescuer course 心肺蘇生実技講

  • マルクペットクリニック(神奈川県川崎市宮前区菅生)
  • 得意動物: 犬 猫  得意分野:麻酔外科・外科全般
獣医師の柳です。 どんな薬を使っていたのか等、詳細が不 明なため正確なお答えはかなり困難です。 その点ご了承の上で以下ご参考にしていただけたらと思います。 Q1.やはり悪化や高齢での抜歯のリスクを考えると、今回(早めに)、抜歯をした方がよいのでしょうか。 処置をしないことで繰り返す可能性は十分に考えられるでしょう。 ただし、本人の体調や状況的に担当の先生と相談の上、時期は決めてもよろしいかと思います。 顔がはれたり、皮膚に穴が開いてしまったりしているような状況まで進んでいれば、どなたであっても早期の治療を提案されるとは思いますが、時間的な猶予がどの程度持てそうなのかは相談していただいてもよろしいかと思います。 また、抗生剤でごまかすことに関しては、年齢がかなり若いことも考えると、誤魔化すよりも根治を目指す方がいいという意見は正しいようにも思います。 2.全身麻酔や抜歯、お薬等と、「大球性低色素性貧血」や「てんかん発作」の発症との関連はあるのでしょうか。 まず、どのような薬で麻酔をかけたのでしょうか・・・。 抜歯のあと、MRI撮影したということですが、MRI撮影後にも再発がみられた。 もしくは、悪化したということであれば薬の影響も否定はできませんが、悪化等がないようでしたら関連は少ないように思います。 また、長時間続くもしくは発作が止まりきらないような場合、薬の種類によってはてんかん発作を抑えるために全身麻酔薬で長時間(6~12時間程度)管理することもあります。 そのため、てんかん(あくまでてんかん以外がキッカケの発作は除きます)のキッカケというよりも治療で行う麻酔薬もありますので薬品の選択等によって判断は変わってくるように思われますが、あまり積極的に関連付けることはないように思われます。 ご心配があるようでしたら、どのような薬でどのような形で麻酔をかける予定なのかや、前回と同じなのか違うやり方をするのかなど詳細もうかがってみたらよろしいかと思います。
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