重度の貧血です。ステロイドの量について相談させてください。

2021/12/24 10:09

Izu

東京都・40代・男性

年齢 12 才 0 ヶ月
性別 メス
品種
種別 フレンチブルドッグ
詳細 てんかん⁽原因不明⁾、重度の貧血により入院後現在は投薬治療中です
いつから 12月5日頃から
相談時の体重 kg
相談種別 飲食物・飲食行為・食欲に関する相談

①12月7日深夜に痙攣発作を起こし、夜間救急にて処置を受けますが
ぐったりしたまま帰宅
手足のふらつき、大量のよだれもありました。
②翌日8日に病院へ行き病院でも2度ほど痙攣をおこしそのまま1週間入院
呼吸困難、前庭疾患、肺水腫、血液検査では炎症と貧血の数値が悪かったです
③1週間の入院後、
・抗痙攣薬・ステロイド⁽プレ⁾・抗生剤を続けながら自宅療養中です。
発作はその後12月17日朝に1度起こりました。
質問なのですが、現在入院先の病院とかかりつけ医のステロイドに投薬について
見解が異なり今後の投薬についてご意見いただきたいです。
入院先の病院→ステロイド1日1回
かかりつけ医→重度の貧血なのでステロイド1日2回と言われました。
現在犬は食欲もあり少しずつ元気になってきましたが歯茎は白く呼吸は普段より少し荒いです。
薬の副作用も怖いです。よろしくお願いいたします。

獣医師からの回答

窪田豊

  • エルムペットクリニック(神奈川県川崎市川崎区大島)
はじめまして、獣医師の窪田と申します。少し遅いレスになりました。先にご回答なさった先生にほとんど同意しますので、少し違う角度から意見を書いてみようと思います。

貧血についてはステロイドを用いることが多いですが、貧血の原因が免疫介在性のときに威力を発揮します。しかしながら、どの程度の量を投与すれば貧血を食い止めることができるのかは個々の症例によって異なります。したがって、少ない量から始めて(免疫抑制量までいかなくても回復する子は回復するため)、効果が感じられなければ増やしていく、という方法を取るドクターも少なくないのではないかと思います。当然、ステロイドは量を増やせば、その分副作用も大きくなりますのでメリット/デメリットを天秤にかけて、どんな塩梅で投与するかを思案しながら治療を進めるのではないかと思います。そういった部分で病院毎、あるいはドクター毎に相違が出てくるのも当然なのかな、と考えます。

いずれにしましてもIzuさんのわんちゃんが1日でも早く回復することを願っております。お大事になさって下さい。
ベスト
アンサー

宮 直人 日本獣医救急集中治療学会 RECOVER CPR受講

  • 奥沢すばる動物病院(東京都世田谷区奥沢)
  • 得意動物: 犬 猫  得意分野:呼吸器疾患 産科疾患 腫瘍疾患 救命救急
ステロイド薬の1日1回ないしは1日2回の使用量については、貧血の原因を重度の免疫疾患に起因すると考えるか否かで推奨量が変わってきたものと思われます。
薬の使用量に関しては一般的に○mg/kgと言う表記を用い”体重1kgあたりに○mgの薬の量となる”として用量の計算をしています。

まず、一般的なステロイド薬の使用量は抗炎症量:0.5mg-1.0mg/kg/1日1回を用いる場合が多いです。また、免疫抑制作用を求める場合:1.0-2.0mg/kg/1日1回とすることが多いと思われます。重度の免疫疾患(例えば免疫介在性溶血性貧血:IMHA)が想定される場合には2.0-6.0mg/kg程度に増量することもあり得ますが、この場合にはかなり高用量となるため1回の使用量を減らすために、例えば2mg/kg/1日2回(総量では4mg/kg)での使用とすることもあります。

この様に期待する効果あるいは予想される副作用などを考慮した上で薬の投与量決定はなされるため、現状、ご相談の子に対してはどういった疾患を想定して使用するかで意見が変わってきているのではないかと予想いたします。