トリコモナスが原因とみられる下痢症状について

2023/11/15 23:18

momo

大阪府・20代・女性

年齢 2 才 8 ヶ月
性別 オス(去勢・避妊済み)
品種
種別 スコティッシュフォールド
詳細
いつから 今年の4月
相談時の体重 4kg
相談種別 排泄・排泄物

獣医師様お世話になっております。
初めての投稿なのでこの場の趣旨に合っているかは分かりません。そぐわない場合はその旨ご返信ください。
以下本文になります。長文ご了承ください。

◯猫情報
 スコテッシュフォールド 雄(10月時点で1歳半) 

◯経緯
 3月 ブリーダーからお迎え
 4月 下痢気味になった
 5月 下痢が酷くなり近くの動物病院で診療を受けトリコモナス寄生していることが発覚
 6〜7月 いくつかの投薬を試みるがトリコモナスは減らず下痢も改善されず
 8月 2次診療先として大学病院を紹介されて受診
    トリコモナスに効果のある薬としてロニダゾールとチニダゾールを紹介された(下痢の原因がトリコモナスとも限らないが、まずは寄生虫を駆除することから始めるように言われた)
     なお総合検査としてレントゲンなども行いましたが他の所見は見受 けられないとのことでした。
 8月〜9月 チニダゾールを投薬し改善が改善が見られた
      チニダゾールの在庫がなくなったとのことでロニダゾールに切り替え投薬するも症状が再発した
       並行してチニダゾールを入荷したということでチニダゾールに切り替え
 10月 下痢も改善し、寄生虫も見えなくなった
 11月 下痢が再発し寄生虫も見つかる(寄生虫が再度発生したことで寄生虫が根絶したわけではなっかたと考えます)
    再びチニダゾールを投薬

◯現在
 現在投薬を続けており下痢も改善し寄生虫も減ってきています。

◯質問 
1.チニダゾールを投薬することで下痢が改善しているので、下痢の原因がトリコモナスだと見立ててていますがいかがでしょうか。
2.ネット情報ですがトイレを3日に一度消毒と猫砂の交換をすることで寄生虫がなくなったという投稿がありました。これは手間とコストを考えた場合、この方法はどうお考えでしょううか。
 2次診察では毎回トイレを新しくして部屋を消毒でもしない限り根絶は難しいと聞きました。
3.2の対応は難しいと考えた場合今後寄生虫が再発するたびにチニダゾールの投与を繰り返す方法になるかと思っております。副反応も考慮してこの対応には懸念点はありますでしょうか。
4.他に有用な情報があればご教示いただければ助かります。

以上お手数おかけしますがよろしくお願いします。

獣医師からの回答

ベスト
アンサー

宮 直人 日本獣医救急集中治療学会 RECOVER CPR受講

  • 奥沢すばる動物病院(東京都世田谷区奥沢)
  • 得意動物: 犬 猫  得意分野:呼吸器疾患 産科疾患 腫瘍疾患 救命救急
momo様 ご質問、拝見させていただきました。 トリコモ ナス感染は時に酷くしつこい感染となることがあり、感染猫は生涯キャリアとなる事が分かっています。 キャリア:寄生虫保持 となりますが、最終的には症状が消失する個体(無症状キャリア)が多く、またその期間は2年に及ぶ事もあります。 (Foster DM, et al. J AM Med Assoc.2004. 225:888)) ご質問に対しての見解です。 1)トリコモナス持続感染が症状を呈している可能性が最も高いと考えられると思います。 2)環境の清掃は非常に有効ですが、それのみで猫の体内からも完全に消失できるわけではないと考えられます。 3)症状の都度使用する(頓服)あるいは継続的に使用するが治療としては挙げられますが、いずれも副作用との兼ね合いかと思われます。 4)確実に排除する治療方法が確立されてはいないため、現在の有効な治療法がまずは第一選択となるかと考えられます。 お答えとしては不十分かと思われますが、既存の見地から答えさせていただきました。 お大事になさってください。
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