Felv陽性猫 重度の貧血です

2023/08/30 23:23

猫のなお

東京都・40代・男性

年齢 2 才 9 ヶ月
(正確な年齢は不明)
性別 メス(去勢・避妊済み)
品種
種別 ミックス(雑種)
詳細 三毛猫
いつから 5月末から
相談時の体重 3.5kg
相談種別 その他

Felv持続感染の2歳の三毛猫です。骨髄異形成症候群の疑いありということですが、骨髄検査はしてないので病名は未確定です。
5月末に重度の貧血(PCV12%)と診断され、一週間のステロイド投与を行いましたが効果がなく、6/6に1回目の輸血を行いました。その後一時的に数値は改善するものの、徐々に下がってしまい6/29に2回目の輸血をしています。7月半ばにはPCV18%まで回復しましたが、その後は治療の効果が無く数値が下がり続けて8月三週目にはPCV5%まで落ち込んでしまいました。今はもう自力では立てず、酸素ルームで寝たきりです。これまでインターキャット注射・免疫抑制剤など試してきましたが効果がなく、あとは抗がん剤のエンドキサンにかけるくらいしかないと言われています。抗がん剤を使うにしても今のままだと体力が持ちません。3回目の輸血はリスクが高く、性格的に暴れるので鎮静剤も必要だとのことで、リスクを考えると輸血に踏み切ることができませんでした。
このまま自宅で看取ろうと思っているのですが、本人は充分過ぎるほど頑張って生きていますので、リスクを冒してでも輸血をして抗がん剤にかける希望が捨てきれません。もし輸血が成功したとしても抗がん剤が効かなければ辛い時間をただ引き延ばすだけになってしまうと思います。
抗がん剤で効果が見られた例はどれくらいあるでしょうか。また他の治療法は何か考えられるでしょうか。望み薄なのは承知してますが、意見をお聞きしたいです。よろしくお願いします。

治療方法
5/27-6/3 プレドニン・アモキクリア
6/6 輸血1回目
6/7-6/28 週3回インターキャット注射、プレドニン増量・バイトリル
6/29 輸血2回目
6/30-7/6 週3回インターキャット注射、プレドニン・バイトリル・レメロン
7/7-8/2 週2回インターキャット注射、プレドニン・バイトリル・レメロン
8/3-8/9 プレドニン減量・クラバセプチン・アトピカ・ビオイム・レメロン
8/10-8/16 プレドニン・アモキクリア・セルセプト・ビオイム・ディア・レメロン
8/17-8/28 プレドニン・アモキクリア・アトピカ増量・ビオイム・ディア
8/29-8/30 限界だと思うので投薬をやめてます

PCV推移
5/17. 12%
6/3. 10%
6/4. 9%
6/6. 輸血1回目
6/13. 14%
6/20. 12%
6/27. 9%
6/29. 輸血2回目
7/13. 18%
7/27. 13%
8/3. 10%
8/10. 7%
8/17. 6%
8/24. 5%

獣医師からの回答

ベスト
アンサー

柳 和良 RECOVER BLS & ALS Rescuer course 心肺蘇生実技講

  • マルクペットクリニック(神奈川県川崎市宮前区菅生)
  • 得意動物: 犬 猫  得意分野:麻酔外科・外科全般
獣医師の柳です。 血液検査データ・薬の投与量等、いただ いている情報がかなり少ないので、重度の貧血なのか骨髄異形成症候群(略称:MDS)の疑いがあるのかについてはコメントできませんが。 FeLV陽性の猫ちゃんで骨髄異形成症候群を起こすことは予後不良に分類されるかなり難しい状況です。 白血球減少・赤血球減少・血小板減少のうち、赤血球だけの減少であれば疑いは消せませんが強く疑うものではないかもしれません。 骨髄異形成症候群ではないとされた症例でしたが、 サイクロフォスファマイド(エンドキサン)は、僕個人では比較的最初の頃(ステロイド単独もしくはシクロスポリン併用でも反応がなかった場合)に2週間目程度に使うことが多いです。 正直、サイクロフォスファマイド使用時にはかなり反応が鈍く難しい症例なので、成績も決して良くはありませんが寛解まで持っていけた子も数頭いました。 まずは、貧血の原因を正確にとらえての対処が大事なことかもしれませんね。
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