アトピカ内服液の使い方について

2023/08/07 21:38

愛知県・0代・

年齢 12 才 7 ヶ月
(正確な年齢は不明)
性別 オス(去勢・避妊済み)
品種
種別 ミックス(雑種)
詳細 白黒ハチワレ
いつから 2ヶ月前
相談時の体重 5.7kg
相談種別 皮膚・耳・鼻

2年半前から口の奥に肉芽が出来てそれを噛んでしまうと痛むのか、気になるのかフードを食べなくなっていました。その都度デポメドロール注射をして治っていましたが、きつい薬と聞いて不安になり、奥歯が当たるのが肉芽の原因かもしれないということで、奥歯を抜歯しました。肉芽は出来なくなりましたが、何か口の中が気になる様子でよだれが出るようになり、更に手足の毛をむしってハゲもできるようになりました。病院では口の中は特に異常はなく、1ヶ月インターフェロンを飲みましたが、良くなりませんでした。次にアポキル錠を一週間程飲むと、少し良くなりました。何かのアレルギーなので、そうやって上手く付き合っていくのがいいかもしれませんと言われました。ネットで色々調べてアトピカ液が良いと知り、購入して飲ませてみることにしました。四週間飲ませて、症状も治って様子を見て減薬をしていこうと思っていた所、風邪をひいてしまいました。もともと猫風邪キャリアでしたので、免疫が抑制されて風邪になってしまったのだと思います。風邪が結構ひどかったので治療に専念しアトピカは止めていました。風邪が治るのに二週間ほどかかり、その後またよだれとハゲがひどくなっています。現在病院からプレドニゾロン5mgが出て、10日経ち、よだれはおさまりましたが、まだ毛をむしっています。アトピカ液でまたおさまるのならそちらを使いたいと思っていますが、先生に聞きづらくて悩んでいます。
また飲ませると猫風邪になってしまうのでしょうか。上手く量や投薬間隔などで風邪にならないようにコントロール出来ないものでしょうか。
アトピカは飲み始めたらずっと続けなければいけないのですか?初めプレドニゾロンと併用すると効果が早いとも聞きました。
飲み方、続け方を教えていただけたらと思い相談させていただきました。よろしくお願いいたします。

獣医師からの回答

ベスト
アンサー

吉川文貴 第1種放射線主任者

  • ぶんペットクリニック(愛知県岡崎市上和田町森崎)
  • 得意動物: 犬 猫  得意分野:腫瘍科
こんばんは 愛知県岡崎市ぶんペットクリニックの吉川と申しま す。 アトピカは、ゆっくり濃度が上がって行くタイプの薬なので、3週間くらい飲み続けてやっと濃度が安定します。 逆に、内服をやめても、ゆっくり体外に排泄され、完全に効果が切れるのは、1週間以上かかります。 ステロイドやアポキルは即効性があり、逆に、内服をやめると、すぐに効果がなくなり、キレがいいのが特徴です。 このような特徴があることから、 痒みなどのアレルギー疾患では、アトピカは持続的に長期で飲ませるのに使用します。 ですので、飲んだり、飲まなかったりすると、効果は半減してしまいます。体に害はないのですが、意味がなくなってしまう、または弱くなってしまうということです。 免疫抑制剤も、ステロイドも、アポキルも免疫抑制を起こすという副作用は全てあります。 ですので、薬を飲んでいた結果、猫風邪を発症するということは稀に起こることです。 一番免疫抑制を起こしづらいのが、アポキルなので、カゼがどうしても発症してしまう場合は、アポキルがおすすめです。 アトピカは、症状に応じて、1日1回にしたり、服用量を減らしたりして使用することもありますので、 脱毛がなくなるくらいの量を考えていく必要があります。 現実的な方法としては カゼを発症したのはたまたまだった可能性も考慮し、アトピカを使用しながら、症状の程度に応じて量を減らしていくか、 もしくは免疫抑制効果の少ないアポキルを中心で使いながら、足りない部分を、ステロイドで補うのが いいのではないかと思います。 デポメドロールは、長期作用型のステロイド注射薬で、持続的にステロイドが効果を示す結果、副腎抑制が強く出ることがあり、内服薬の方が好ましいと思います。 ご参考になれば幸いです。
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