肺炎と診断されたが良くなっても開口呼吸が続く

2023/08/07 17:06

埼玉県・0代・

年齢 14 才 7 ヶ月
(正確な年齢は不明)
性別 オス(去勢・避妊済み)
品種
種別 ミックス(雑種)
詳細
いつから 2ヶ月半前
相談時の体重 3.5kg
相談種別 呼吸・咳・くしゃみ

肺炎と診断されて2ヶ月半ほど経っても呼吸困難や息苦しさが続いています。肺炎自体はレントゲンで良くなっているとのことなので、肺炎以外の可能性が高いのではないかと疑問に思いご相談しました。(呼吸がままならないのでセカンドオピニオンで病院にも連れて行けないため、一応相談させてください。)

症状の経過を時系列でまとめました(↓)

5/19  
吐きを5~6回繰り返し、食欲、体重も0.4kgほど減っていたので病院へ行く。レントゲンや血液検査、心臓周辺のエコーを取り肺炎と診断される。(咳は2ヶ月前からしているのを見ていた) 抗生剤(細菌性肺炎に対する処置)や吐き気どめ(誤嚥性肺炎に対する処置)の注射を打つ。また吐き気どめの内服薬を処方され内服する。また食欲増進の塗り薬(耳に塗るもの)を処方された。

病院では呼吸数が1分間に50回ほどであったが、徐々に呼吸も安定してくる。吐き気留めを飲ませると吐きがなくなり、食欲も増えた。しかし薬を失敗すると吐きの症状が出た。咳も滅多にしなくなった。

6/28
夜中に突然呼吸困難になる(30分間ほど)。その後病院へ行ったがそこでも呼吸困難になり失禁する。その日は検査もできず抗生剤の注射をしてもらう。
その後は吐きや咳、呼吸困難が続くが、7/6ごろから咳をしなくなり呼吸困難もなくなった。しかし今度は吐きは治らず、少しの上下運動だけで吐き気が出てしまう。ほとんど食べなくなる。

7/13
病院へ。レントゲンを取った結果肺炎は良くなっていた(肺の白い部分が少なくなっていた) 吐きが続いており、レントゲンで腸の壁があるいことが分かったためリンパ腫を疑い、リンパ腫のみにきく抗がん剤(副作用が少なく、もしリンパ腫でなくても体に害が出ない)と抗生剤を打つ。
その後は少し咳が出るようになったが、食欲が戻り吐きがなくなる。しかし水を飲むとケッと吐き出してしまうようになる。少し経つと排泄後に咳や呼吸困難になるようになる。(1日に1回は必ず呼吸困難になっていた)

7/26
往診にて抗生剤を注射してもらう。その後は呼吸困難が全くなくなったが開口呼吸が多くなる。食欲は初めはあったが、徐々に口に入れても吐出してしまうようになる。常に伏せの姿勢で動けなくなる。また呼吸が苦しいためか目を閉じて眠れなくなる。呼吸は早くなく、すごくゆっくりになる。

●検査は暴れてしまうためレントゲンしかできず、エコー検査も鎮静剤を使うと思うので呼吸が安定いていない状態で使うのが不安でできていません。
●今後の治療として、①引き続き抗生剤やリンパ腫の薬を使うことをかかりつけは推奨しています。しかし、気道に何かがつまり呼吸できなくなっているように見えるとお話しされており、肺が良くなっていると分かっているので② ステロイド剤を使うこともできなくはない、と言われた。ただ現時点でかなり弱ってきているため副作用が心配であり、効くとも限らないので判断が難しいと言われています。

今後どうしてiけば良いか家族でも意見が割れており、今回相談させていただきました。

獣医師からの回答

ベスト
アンサー

吉川文貴 第1種放射線主任者

  • ぶんペットクリニック(愛知県岡崎市上和田町森崎)
  • 得意動物: 犬 猫  得意分野:腫瘍科
こんばんは。 愛知県岡崎市ぶんペットクリニックの吉川と申し ます。 動画を拝見させていただきました。 すごく大変な中、頑張ってくれていますね。 強い呼気努力性の呼吸がみられます。 気管から、喉頭部にかけての腫瘍である可能性もありますが、”猫喘息”の可能性も考えた方がいいのではないかと思います。 猫喘息は、免疫疾患であり、ステロイドが治療になります。 また、腫瘍による閉塞による場合、 発生頻度として、 ①扁平上皮癌 ②リンパ腫 が多いため、 リンパ腫に対して、ステロイドが縮小効果を示すことがあるのと、 扁平上皮癌でも、リンパ腫でも、ステロイドによって、気道粘膜の腫れを抑えることができるので、改善する可能性はあると考えます。 感染が疑わしくないのであれば、 ステロイドを2mg/kg等の多めの量で使用してみるのも一つの手だと思います。 猫ちゃんは、ステロイドに対する副作用が、犬や人よりも起こりづらいため、今の体調でも使用できる可能性は十分にあると思います。 もし、猫喘息であれば、劇的に改善する可能性もあります。 一方、今の治療で、続けていく場合、劇的に改善する可能性は低いのではないかと思いました。 そして、ステロイドが改善して、外出できるくらいになるのであれば、もう一度、レントゲンで、肺と気管と喉頭を評価してもらう必要があります。 あと、これは蛇足かも知れませんが、病態によっては、"永久気管ろう"という選択肢もあります。 あまりおすすめできる選択肢ではないですが、ご興味があれば調べてみてください。 また、もし詳しく説明を聞きたいということがあれば、またお聞きください。 ご参考になれば、幸いです。
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