19才の高齢猫の全身麻酔と抜歯について

2023/07/24 17:01

群馬県・0代・

年齢 20 才 6 ヶ月
(正確な年齢は不明)
性別 オス(去勢・避妊済み)
品種
種別 日本猫
詳細 キジトラ
いつから 今年4月末から
相談時の体重 4kg
相談種別 歯・口腔内

19才の高齢猫がいます。
今年4月に左目が腫れて病院に行き、結膜炎との診断でした。目薬もさせない子なので、毎日抗生剤を飲ませるのは困難ということで、デポ・メドロールとコンベニア注射を受けました。
 一ヶ月後、二ヶ月後と同じ症状が出て同じ治療をうけました。
 なお、注射の効果が30日、26日、15日と短くなっています。
 2回目の診察の時、左目の他に左鼻から膿がでで、左側の歯が歯周病が悪化しているので、原因は歯かもしれないと言われました。
 3回目の診察の時、血液検査をして、腎臓肝臓の数値が基準値内だったこともあり、高齢でリスクはあるけれど、慎重に対処するので全身麻酔での抜歯を提案されました。
 全身麻酔での抜歯の決断が出来ない場合は、毎日抗生剤を飲ませる方法もあると説明を受けましたが、毎日飲ませられるかが不安だし根本的な治療をするなら早いほうが良いとも思います。
 現在、特に口に違和感があるような症状はなく食事は出来ています。
19才2ヶ月の高齢猫なので、麻酔して抜歯すべきか迷っています。
昨年8才の猫を癌の手術で死亡させてしまい、かかりつけの先生が少し信じられなくなっています。でも田舎なので、頼れるのはここの先生しかいません。でも
そのまま死亡なんてなったら悔やんでも悔やみきれません。
7月14日の腫れは始めた顔と、15日の病院に行った時、20日の腫れが引けたときの画像と血液検査の結果をアップします。
最終的な決断は私であることは十分承知していますが、抜歯する場合、たとえば3日で計画、1日目点滴のみ、2日目手術、3日目退院みたいな感じで決断すべきか悩んでいます。よろしくおねがいたします。

獣医師からの回答

ベスト
アンサー

柳 和良 RECOVER BLS & ALS Rescuer course 心肺蘇生実技講

  • マルクペットクリニック(神奈川県川崎市宮前区菅生)
  • 得意動物: 犬 猫  得意分野:麻酔外科・外科全般
獣医師の柳です。 19歳の猫ちゃんであれば、多かれ少な かれ元気に動いて、ご飯食べていたとしてもリスクの部分は少なくはないかと思います。 また、歯が原因ということであれば、根治を目指すにはやはり歯科処置は必要かと。 ただ、眉間が腫れているようにも見えているのが少々気になります・・・。 ただ、麻酔という点での経験則でお話はしておこうかと思います。 個人的には、後肢麻痺や痴呆の症状がある子で術後これらの状態や体調的な部分が悪化することもあります。 また、後肢麻痺の期間がかなり長かったり、するとかなり術中死の可能性も上がるように思います。 実際、去勢手術から肺の摘出・内臓破裂などの手術など状態が極めて悪い子の対応もしてはおりますが、 すべて含めて手術後1週間以内に亡くなるもしくは麻酔から醒めない患者様は、僕の経験だと0.2%未満で数百頭に一頭です。 麻酔薬の選択などによってもこれは変わっていきます。 本文内にご提案があった前日からの点滴や術後通院。もしくは、術前後の入院点滴など対応はそれぞれ検討はしてもよいと思います。 それと、現状投薬等で対処していき、身体が元気な場合19歳20歳になってから顔の皮膚から膿が出るようなこととなり、その段階で手術を検討することもあるかもしれません。 (実際、数年前に21歳の猫ちゃんで歯周病で顔が崩れて変形してしまい、その年齢から口の処置をしてその後9か月程度生きていた子もいます。) そのあたりも含めてご検討・担当医と充分にお話を聞いて、しっかりとご相談いただけたらと思います。 安心して処置を受けてくださいということは言えませんし、簡単な判断にはならないと思いますが何かのご参考になればと思います。
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