嘔吐が続いています。

2023/06/16 07:09

テトむぎ

東京都・50代・女性

年齢 3 才 9 ヶ月
(正確な年齢は不明)
性別 メス(去勢・避妊済み)
品種
種別 ミックス(雑種)
詳細 体重 4.7キロ
いつから ひと月前
相談時の体重 4.6kg
相談種別 嘔吐

2才半頃から草を食べて嘔吐することが増えました。
ここひと月は嘔吐の回数が増え、食欲はありますが、体重が5.1キロから4.6キロに減少しました。
離島で獣医師が居らず、本土の獣医さんに電話で相談し薬をもらいました。
プロナミド1/2錠
フォモラジン1/4錠
スクラルファート2.0ミリ
を1回分として1日2回14日分
飲ませて1週間経ち、嘔吐しなくなり、以前ほど草を食べたがらなくなったので、一旦服用を中止しました。
服用をやめて3日目に、また草を食べたがり嘔吐するようになりました。
服用を再開した方がいいですか?

食欲は落ちることなく、水も飲んでいます。
ベランダで虫や鳥をみると追いかけたりして遊んでいます。猫じゃらしも遊びます。
食事は朝方から昼までドライフードを3回に分けて、夕方ウェット70gのパウチ一袋を食べています。
もうひとつ同じ年のオス猫がいて、普段は仲が良く、一緒に遊んだり寝ていたりするのですが。最近テトが寝ている時に上に羽交締めにしたり、怪我するほどではないのですが噛んだりしてテトはとても嫌がってます。今までシャーッということが2匹ともなかったのですが、ここ何日かテトがシャーッと言って逃げることが続いています。
胃炎の原因は、このストレスにあるのでしょうか?そもそも胃炎だけの問題なのかもわかりません。
なにか他の病気が潜んでいるのでしょうか?
この薬は14日分続けて飲ませた方が良かったのでしょうか?
獣医さんに診てもらえる環境ではない為、血液検査も診察も、なにも受けていません。
14日分飲み切った後、どうしたら良いのでしょうか。
血液検査と尿検査は月に一度来島する獣医さんがいるので可能です。が、この獣医さん、4月に嘔吐のことで相談に行っても、猫を触ろうともず、草をやめて吐かなくなるかどうかだね。とか診断のみでした。
血液検査や尿検査は希望があればできますよ。とのことでした。
エコーや内視鏡の検査は本土まで長い移動時間の間(30時間近く)狭いケージに入れなければならず、着いてからの居場所の確保も難しいので、今の状態で連れていくのは可哀想な気もしていて。薬でなんとかなればと思っているのですが。
連れて行った方が良いという判断であれば夏にどうにか連れていく方法を検討しようと思います。その場合、1匹だけ連れて行って大丈夫でしょうか?2匹とも赤ちゃんの頃からずっと一緒に、家の中で生活しています。ベランダに出る程度で外を歩いたことはありません。
草は猫用のものを栽培したものと、道端に生えている島の猫がよく食べてるという草をプランターに植えています。
考えられる病気や治療法、薬など、いろいろなケースを教えていただきたいと思います。
よろしくお願いします。

獣医師からの回答

ベスト
アンサー

吉川文貴 第1種放射線主任者

  • ぶんペットクリニック(愛知県岡崎市上和田町森崎)
  • 得意動物: 犬 猫  得意分野:腫瘍科
こんにちは。 愛知県岡崎市のぶんペットクリニックで勤務して いる吉川と申します。 吐き気が続いていて、心配ですね。 まず、上記3つのお薬を飲むこと自体は問題なく、薬を休薬したり、再開したりすることは特に害にはならないと思います。 お薬をしっかり2週間飲んだのにもかかわらず、また吐き気が再開したとなると、継続的な何かしらの原因があると考えられます。 一番可能性が高く、かつ改善可能なものとしては、やはりストレスによって引き起こされる胃炎です。まずはそこからアプローチしていくのがいいのではないでしょうか? ストレスの対処としては、原因となるものを除去することが先決なので、もう一人の男の子の猫ちゃんに他の遊ぶおもちゃを与えて欲求を発散させたり、行動範囲をうまくずらしてあげたりできるといいと思います。 仲が悪くなるようであれば、完全に隔離することも考えた方がいい場合もあります。 その他、ジルケーン、カーミングケアといったサプリメントは、ネットでも購入できるストレス緩和のサプリメントです。 どちらも、腸でセロトニン(幸せホルモン)に変換され、ストレス緩和に効果を発揮します。 こういったもので、お互いのストレスが和らぐことがあります。 ストレス以外の原因で考えられるよくあるものは、 消化器の感染症、毛玉症、慢性膵炎、食物アレルギー、慢性腸症です。 通常、若くて元気な猫ちゃんで、吐き気があって食欲が問題ないとなると、血液検査や尿検査でみつかるような病気であることは少ないです。もちろん、可能性がないとはいえないですが・・・ 消化器の感染症で最も多いのは、寄生虫感染です。 回虫や条虫などです。特に外に出るねこちゃんでは感染の機会が多いため、もし消化管寄生虫の駆虫をされていない場合は、されることをお勧めします。検査となると、便検査ですが、予防薬で駆虫可能なものが多いため、駆虫してみて反応をみるのも方法です。 オールインワンの予防薬で、ネクスガードキャットコンボ、ブロードライン、アドボケート、レボリューションなどが、消化器の寄生虫に効果があります。 毛玉症の場合は、固まった毛が胃を刺激して慢性的な吐き気につながることがあるため、毛玉のケアが必要です。 ストレスで毛繕いが増えると、背中を中心に毛が抜けてきたり、毛玉症が悪化したり、するという関連もあります。 慢性膵炎は、診断が難しく、比較的高性能なエコー検査や、血液検査が必要ですが、診断が確定しないこともよくあります。 急性膵炎に発展すると、吐き気が強くなり、食べなくなるので、悪化があった場合は、要注意です。 ストレスとの関連もあり、ストレス性の胃炎から膵炎へと発展することもあります。 この場合、ストレスへの対処がより重要となります。 食物アレルギーは、フードに含まれるタンパク源がアレルゲンとなるため、タンパク源がアレルゲンとならないように、調節された専用のフードを試してみると吐き気が治る可能性があります。 この場合は、おやつや軽食に含まれるタンパク源も原因になる可能性があるため、フードと水以外は食べないようにして、2ヶ月くらい継続する必要があります。 慢性腸症は、免疫疾患であり、自分の免疫の影響で腸に炎症が起こってしまう病態です。この場合は、継続的な投薬が必要で、ステロイドが特に効果を示します。たまに悪化してくることもありますが、生涯的に維持が可能です。 これ以上のものとなると、CT検査や内視鏡検査まで必要となってきます。 が、まずは、この辺りを考えていくのがいいと思います。 ご参考になれば幸いです。
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