歯石とり 

2022/06/20 22:04

ベスト
アンサー

津田 卓二 ISVPS 歯科口腔外科有資格者

  • 日野どうぶつ病院
  • 得意動物: 犬 猫   得意分野:歯科・口腔外科・整形外科
こんにちは、津田といいます。 質問にお答えします。 (1 )実は歯石そのものは悪さをしません。問題はプラーク(バイオフィルム)というさまざまな細菌の塊が悪さをします。歯石は、エナメル質と違って表面がざらざらしており、プラークがつきやすく取れづらい。結果、歯周病の手助けをしてしまうことになります。 (2)私は麻酔の専門ではないですが、わかる範囲でお答えします。全身麻酔のリスクはさまざまあり、主に低血圧、低酸素、低体温です。それぞれに昇圧剤、人工呼吸器、加温器械といった対処を適切に行うこと。さらに、局所麻酔などの疼痛管理を行えば、全身麻酔のリスクは、かなり抑えられます。ただし、私たちが道路で車を運転していればある一定の割合で事故が起きます。それは、麻酔に限らず、抗生剤の注射や内服であっても起こりうるのもで、ときに避けられない事象です。それを除けば、健康な犬猫への全身麻酔はそんなに心配する必要はありません。 3)好中球の減少による麻酔のリスクが上がるということは、存じ上げておりません。 以上、お役に立てば幸いです。